Arnoldから発売され、日本ではポポンデッタ取り扱いで流通している、ETR610シリーズ(SBB RABe503、Renfe S-114)の連結機構の改善カプラーキットを、DMM.make クリエイターズマーケットでリリースしました。
ETR610シリーズのカプラーは、繋げにくく破損しやすいドローバータイプとなっていますが、このカプラーに交換することで、マグネット(ネオジム磁石)による簡単な着脱が可能になります。
ネオジム磁石の吸着力は非常に強く、機関車に装着した場合に客車12両以上を難なく牽引できるほどなので、走行中解放の心配はありません。
連結面間隔は元のドローバーを付けている場合とほぼ同じになるよう調整してあります。
本カプラーを使用するには、別途、超小型ネオジム磁石の取り付け(カプラー1個に対して磁石2個)が必要です。2mm角の直方体タイプか、直径・長さ2mmの円柱タイプが使用できます。
磁石はDIY店などのほか、通信販売(Amazon、AliExpressなど)でも入手できます。
カプラー本体に磁石を差し込んだら、隙間に瞬間接着剤を流し込んで固定します。
磁石を取り付ける場合は、このように左右で逆の極性としてください。左右を同じ極にしてしまうと逆向きに取り付けることができなくなり、ETR610シリーズではあまり問題になりませんが、汎用性が低下します。
最初のひとつを正しい極の向きで作成したあと、それに磁石をくっつけてからカプラー本体をカバーするように差し込み、上にずらして外すと、簡単に極合わせができます。