LS Models製品(初期金型シリーズ)の走行性能改善(2020.06.25 updated)

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2020.06.25 Update : 本加工で使用した、ナックル部を下げたカプラーの頒布を開始しました。
自然解放防止カプラーシリーズの一般的な特徴・説明については、こちらの記事を参照してください。


LS Models製品のうち、初期設計の金型およびそれをベースに展開された、City Night LineとNightJet各種(Bvcmz・Bvcmbz・Bpm・BDcm・WRm・二階建て寝台車)は、その走行性能の悪さにより、運転派のユーザーにとっては悩みの種となっています。

なお、その後に発売されたゲルリッツ型寝台車やWLABmz173寝台車、RZD新型寝台車、ÖBB車などについては、ある程度改善されています。

今回は、当方が採用している走行性能改善加工を紹介します。他にも有効な技法は存在すると思いますが、参考になれば幸いです。

走行性能の悪さを詳しく分析すると、特にポイント通過時やカーブ通過時に脱線を多発していることがわかります。スタイル重視で車高の低い設計ゆえか、台車が車体に当たったり、台車自体の首振り(遊動)の余裕が少なく、それらが主な原因のようです。そこで、台車と床板の間にワッシャーを挟むことでスペースに余裕を設け、同時にネジ止めについても弄って首振り具合を改善することにしました。

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まずネジ止めされている台車を外し、首振りを悪くしていそうな台車側にある突起4カ所を削り取りましたが、この加工は不要の可能性もあります。ひとまず突起を削らずにこの後の作業に進み、それでもいまいちな場合に削ってみてください。この削り取り以外は、すべて元の状態に戻すことができる作業となります。

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車体側は、床板の台車ネジ止め用のパイプに金属ワッシャー(厚さ0.5mm、内径3mm、外径5.8mm程度)を挟み、台車を従来より長いネジで緩めに取り付けます。今回はKATOのビス止め台車用のネジを利用しましたが、ネジ切りの形状などは異なりますので、ある程度強引な取り付けとなります。気になる場合はより適したネジを探してみてください。

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この加工を施すと車体が0.5~0.6mmほど上昇しますが、元々がかなり低車高な設計ゆえ、Rocoなど他社製品と繋いでも違和感はあまりありません。ただ、そのままではボディーマウントカプラーの高さも上昇することになり、機関車や他社製品などと連結した際にカプラー高さの違いに起因する自然解放が発生します。

そこで、当方で公開している3Dプリントによる自然解放防止型カプラーをベースに、ナックル部を0.6mm下げた専用品を設計し、取り付けることで、元々発生していた自然解放多発と同時に対処することができました。

過去にTwitterに掲載した、加工例の走行動画をいくつか紹介します。

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