Arnoldから発売され、日本ではポポンデッタ取り扱いで流通している、ETR610シリーズ(SBB RABe503、Renfe S-114)の連結機構の改善カプラーキットを、DMM.make クリエイターズマーケットでリリースしました。
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Arnoldから発売され、日本ではポポンデッタ取り扱いで流通している、ETR610シリーズ(SBB RABe503、Renfe S-114)の連結機構の改善カプラーキットを、DMM.make クリエイターズマーケットでリリースしました。
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Basis KATO TGV Duplex
Base Painting: Acrylic colors(GSI-Creos Mr.Color, Gaianotes Color, etc)
Logo/Inscriptions: Self-made decal (using Alps MD-5500) / Special ordered dry transfer
ARNOLDから発売され、日本でもポポンデッタ取り扱いで流通している、ICE3シリーズ(DB BR403、NS Class 406、Renfe AVE S-103)の連結機構を改善するアダプターを開発、DMMクリエイターズマーケットでリリースしました。
販売ページ:https://make.dmm.com/item/1269368/
ARNOLD ICE3シリーズ製品の連結器は、金属棒を差し込む独自の構造で非常に取り扱いにくく、耐久性も弱いものとなっていました。
そこで、このアダプターを使用すると、元の連結器の代わりに、連結・解放性能に優れるKATO密連型カプラーA(品番11-703または11-704)を使用することができます。
取り付けには車体の分解や連結器の交換、若干のヤスリ作業など、失敗すると車体などの破損に繋がる工作が必要となります。このため上級者向けとなります。
本商品を使用したことによる不具合などいかなる損害についても、作者および関係者は一切の責を負わないものとさせていただきます。
以下はアダプター取り付け工程についての解説となります。
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ご好評いただいている欧州型Nゲージ用自然解放防止カプラーですが、特殊用途の派生タイプを3種類追加リリースしました。
1. 高さ調整タイプ
販売ページ:https://make.dmm.com/item/1205666/
通常よりナックル部を0.6mm下げています。車高を0.5mm~0.6mm程度上げる加工を施した際に使用します。
本タイプについて詳しくは、LS Models製品の走行性能改善加工を紹介しているこちらの記事を参照してください。
2. ショートアームタイプ/ロングアームタイプ
ショートアームタイプ販売ページ:https://make.dmm.com/item/1205783/
ロングアームタイプ販売ページ:https://make.dmm.com/item/1205784/
通常品よりも柄を短くしたタイプ・長くしたタイプとなります。
ロングアームタイプは、HOBBYTRAIN製品のうち、Vossloh G1700シリーズ(SBB Am843など)や初期ロットのタウルス(ÖBB 1016など)で使用します。
これらの製品はNEMソケットではあるものの、カプラーの柄の長い専用品が使われており、一般的なカプラーを装着すると連結面が短くなりすぎて他車と連結できなくなってしまいます。
ショートアームタイプは、NEMソケットが台車側に付いている(台車マウント式の)車種で使用します。
BRAWA BR232、FLEISCHMANN BR120や、2000年代前半に製造された客車などに該当製品があります。
台車マウント式の車両は、構造上、ボディマウント式のカプラーよりも曲線通過時に連結面が縮まりやすいため、連結面間隔が広めに取られています。本カプラーを装着することでこの連結面間隔を短縮することができます。
当然ながら曲線通過性能も落ちることから、急カーブを使用しているレイアウトには対応できなくなりますのでご注意ください。
当方の検証では、ユニトラックのC249(S字カーブの場合はC282)程度であれば問題無く通過できるようです。
2020.06.25 Update : 本加工で使用した、ナックル部を下げたカプラーの頒布を開始しました。
自然解放防止カプラーシリーズの一般的な特徴・説明については、こちらの記事を参照してください。
LS Models製品のうち、初期設計の金型およびそれをベースに展開された、City Night LineとNightJet各種(Bvcmz・Bvcmbz・Bpm・BDcm・WRm・二階建て寝台車)は、その走行性能の悪さにより、運転派のユーザーにとっては悩みの種となっています。
なお、その後に発売されたゲルリッツ型寝台車やWLABmz173寝台車、RZD新型寝台車、ÖBB車などについては、ある程度改善されています。
今回は、当方が採用している走行性能改善加工を紹介します。他にも有効な技法は存在すると思いますが、参考になれば幸いです。
走行性能の悪さを詳しく分析すると、特にポイント通過時やカーブ通過時に脱線を多発していることがわかります。スタイル重視で車高の低い設計ゆえか、台車が車体に当たったり、台車自体の首振り(遊動)の余裕が少なく、それらが主な原因のようです。そこで、台車と床板の間にワッシャーを挟むことでスペースに余裕を設け、同時にネジ止めについても弄って首振り具合を改善することにしました。
まずネジ止めされている台車を外し、首振りを悪くしていそうな台車側にある突起4カ所を削り取りましたが、この加工は不要の可能性もあります。ひとまず突起を削らずにこの後の作業に進み、それでもいまいちな場合に削ってみてください。この削り取り以外は、すべて元の状態に戻すことができる作業となります。
車体側は、床板の台車ネジ止め用のパイプに金属ワッシャー(厚さ0.5mm、内径3mm、外径5.8mm程度)を挟み、台車を従来より長いネジで緩めに取り付けます。今回はKATOのビス止め台車用のネジを利用しましたが、ネジ切りの形状などは異なりますので、ある程度強引な取り付けとなります。気になる場合はより適したネジを探してみてください。
この加工を施すと車体が0.5~0.6mmほど上昇しますが、元々がかなり低車高な設計ゆえ、Rocoなど他社製品と繋いでも違和感はあまりありません。ただ、そのままではボディーマウントカプラーの高さも上昇することになり、機関車や他社製品などと連結した際にカプラー高さの違いに起因する自然解放が発生します。
そこで、当方で公開している3Dプリントによる自然解放防止型カプラーをベースに、ナックル部を0.6mm下げた専用品を設計し、取り付けることで、元々発生していた自然解放多発と同時に対処することができました。
過去にTwitterに掲載した、加工例の走行動画をいくつか紹介します。
台車周りとカプラーをいろいろ弄ってまともに走るようになったLSのCNL各種 pic.twitter.com/LskJ4heSRn
— 橋本 孔明 (@KoumeiHashimoto) June 25, 2017
周回しているだけで感動されるCNL... pic.twitter.com/VkjEaKp4Vc
— 橋本 孔明 (@KoumeiHashimoto) August 17, 2019
というわけで叩き直して周回に問題なくなったNightJetフル編成。30分以上ノントラブルで回ってる pic.twitter.com/qtTezKTBpd
— 橋本 孔明 (@KoumeiHashimoto) June 22, 2019
走行改善工事と解放防止カプラーVer2を付けたNightJetの耐久試験中。今のところ安定周回中...かな? pic.twitter.com/aYo62R3TRw
— 橋本 孔明 (@KoumeiHashimoto) May 11, 2019
ユーロスター用として登場したTGV TMST(英国付番:Class 373)は、客車18両の標準編成に加え、ロンドン北部(バーミンガムやマンチェスター、スコットランド方面)への直通運転を目論んで客車16両に短縮したNOL(North of London)編成が7本登場しました。
ところがNOL編成の北部直通計画はキャンセルとなり、余剰となっていた編成についてはGNERがリースして青色塗装となり、「ホワイトローズ」の愛称でロンドンからヨークやリーズなどの英国内列車に充当されました。最終的に少々形は異なるものの、ロンドン北部での運用が実現したことになります。
GNERでのリース運用は2005年末頃に終了となりましたが、続いてSNCFがそれらの編成を借り受け、通常編成の余剰分と共に、パリ~リールを中心としたLGV北線系統TGV(仏国内運用)に投入されました。
これらフランス国内運用編成は、前面や側面のEurostarロゴが除去され、前面にはTGVロゴとSNCFロゴ、中間車側面には緑とピンクの等級帯がそれぞれ追加されたほか、一部編成では前頭部の黄色の警戒色が剥がされて銀色になり、異彩を放っていました。
なお、これらフランス国内運用は2014年頃に終了し、ほぼすべての車両が廃車となっているようです。
今回はこのNOL編成のフランス国内運用末期の姿を製作しました。実物は編成ごとにロゴの位置やサイズ、黄色警戒色の有無などがバラバラですが、今回のプロトタイプは前頭部が銀色となり、SNCFロゴがTGVロゴと重ならず離れて貼られていた3301+3302編成です。
前頭部をこのようにマスキングし、ロゴを剥がしてから白色で塗装します。
白色塗装後、乗務員室から鼻先にかけてだんだん銀色となるようにグラデーション塗装を行います。グラデーション塗装は多少エアブラシの扱いに慣れが必要ですが、白と銀色ならそこまで目立たないので、それらしく再現できれば構いません。
中間車はEurostarロゴの除去が必要です。製品は青色帯部分も印刷表現のため、シンナーでロゴだけ剥がすということができず、印刷の青色に合わせて調色した塗料を使って塗装で消去しています。
続いて窓周りをマスキングし、1等車は緑、2等車はピンクで等級帯を追加します。色味は既存のTGV Duplex製品を参考にしています。
前頭部のTGVロゴおよびSNCFロゴは写真を元に作図し、インクジェットデカールに印刷して貼り付けます。
あとはクリアコートで表面保護を行い、元通りに組み立てて完成となります。
(本記事は、2017年7月18日公開の記事を更新・再掲したものです)
以前より開発・自前利用していた、欧州型Nゲージ向け自然解放防止アーノルトカプラーですが、DMMマーケットで試験的に販売開始してみました。
8両分:http://make.dmm.com/item/773776/
32両分:http://make.dmm.com/item/773778/
LS Models対応型 8両分:https://make.dmm.com/item/843289/
LS Models対応型 32両分:https://make.dmm.com/item/843290/
当方で執筆を担当しています、「月刊とれいん」 No.509(2017年5月号)の「N GAUGE EURO REMIX」連載記事でも紹介したアイテムです。
ヨーロッパ型鉄道模型で標準的なNEM355規格ソケットに装着されているアーノルトカプラーは、取り付け足に斜めの切り欠きがあることで上下方向に可動するようになっていますが、この部分にはバネ復元力が無いため、長編成で牽引抵抗が増したときなどに自然解放しやすいという問題があります。
そこで、このカプラーは取り付け足の構造を変更し、上下動しないようにすることで自然解放しづらくなっています。
代わりに自動連結はできなくなっていますので、少し持ち上げながら連結するといった扱いが必要となりますのでご注意ください。
LS Models・PiRaTa・ACME製品は、バッファーに干渉しないよう、アーノルトカプラーのアーム部が削られた形状となっています。これらの製品に使用する場合は、「LS Models対応型」のほうをご利用ください。なお、こちらのタイプを他社の製品に使用しても特に支障はありません。
残念ながら2015年に引退となったTGVの郵便輸送専用編成。KATO TGV PSEの加工品です。
このように中間車の側面凹凸をすべて削りおとし、先頭車ともどもベースとなる黄色で塗装。
中間車側面はフィルムシートにまるごと印刷し、全面的に貼り付けて再現しています。
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Base: KATO TGV PSE
Base Painting: Acrylic colors(GSI-Creos Mr.Color, Gaianotes Color, etc)
Logo/Inscriptions: Self-made sticker (using EPSON PX-G930)
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