今回は少し古いSBBの食堂車を紹介します。
* 月刊とれいん No.526 2018年10月号 掲載作品

EW IVシリーズ食堂車として最後に製造された2両は、それまでの量産車と異なる側面配置で、業者としてマクドナルドが入りました。
残念ながらあまり長続きせず、その後生協の移動販売車に転用されました。
現在は1両がスウェーデンの線路メンテナンス会社「InfraNord」に売却され、先頭化改造の上、検測車として現役です。
作例は旧Roco製(現FLEISCHMANN製品)の試作食堂車の側面をエッチング板に置き換え、特徴的なラッピングはデカールで再現しています。

スイスの観光特急「Swiss Express」用として投入されたEW IIIは、振り子機構の準備工事などが行われていた関係で、一般的な幌&バッファー方式の連結器ではなく、専用の連結器を装備しており、他の車両とは連結できませんでした。
その後、食堂車のみ一般化改造が行われ、幌およびバッファーを設置の上、廃車となるまで国内列車(InterCityなど)で使用されていました。この作例はその末期の姿で、MinitrixのSwiss Express用食堂車を1カ所窓埋めの上で塗装変更したものです。MITROPAなどの表記類はインレタを特注しました。
なお、EW IIIの残りの一般車はBLSに売却され、RegioExpress用として現役です。

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McDonald's Base: Roco SBB Speisewagen + Photo-etched brass plate(side)
EW III Base: Minitrix EW III Speisewagen
Painting: Self-mixed acrylic color(GSI-Creos Mr.Color, Gaianotes Color, Greenmax Railroad Color, etc)
Inscriptions: Self-made decal (Printed by Alps MD-5500 Printer)

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前回の続きです。
* 月刊とれいん No.524 2018年8月号 掲載作品

UIC-Y Apee/BpeeUIC-Y Aee/Bee

共産ヨーロッパ圏で幅広く導入された、やや短い車体が特徴の「UIC-Y」シリーズの更新車です。

開放座席タイプのApee/Bpeeと、コンパートメントタイプのAee/Beeを揃えました。

UIC-Y ABpee347

UIC-Yシリーズの更新車のうち、1/2等合造車であるABpee347は少し異なる外見をしており、黒色の窓枠が外見上の特徴です。

ARmpee832

簡易食堂(ビストロ)車のARmpee832で、白色の外見が特徴です。

ミュンヘン~プラハの「ALEX」列車によく併結されており、ドイツ国内でも見ることができます。

WRmee816WRmee816

食堂車のWRmee816は、主にスロバキアやポーランドなど近隣国へのEuroCityに連結されるタイプで、最高速度が低いためドイツ方面など遠距離の列車には用いられていません。

上述のARmpee832ともども、今後大規模な更新でさらに姿を変える予定と報道されています。

WRmz815WRmz815

こちらは新造車のWRmz815です。200km/h対応で、ドイツ・ハンブルクへの長距離EuroCityなどに用いられます。

近年の更新で、ドイツ鉄道との協業を示す、グレーの「In Kooperation mit DB Bahn」という表記が追加されました。

Bmz234

オーストリア国鉄(ÖBB)から譲渡されたBmz234です。非冷房のため二段サッシ窓になっています。主に国内列車で用いられているようです。

長年、譲渡当時の旧ÖBB色(赤/濃灰)となっていましたが、近年の更新時にČD標準色に塗り替えられました。

Bmz230

ÖBBから譲渡されたBmzですが、こちらは冷房搭載・気密対応などInterCity・EuroCity向けの装備となっていた車両です。

譲渡当初はBmz235という形式でしたが、チェコ国内で内装のグレードアップ改造を行い、Bmz230に形式変更されました。

Bdmpz227/Bhmpz228Bdmpz227/Bhmpz228

Bmz230と同じく旧Bmz235の更新車で、自転車搭載スペースを設けたBdmpz227(写真奥)と身体障碍者対応設備を設けたBhmpz228(写真手前)が誕生しました。

この2両は常時ペアで、ドイツ方面EuroCityなどに組み込まれています。

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Base: 3D Printed Material(Roof, Chassis, Bogie) + Photo-etched brass plate(side)
Painting: Self-mixed acrylic color(GSI-Creos Mr.Color, Gaianotes Color, Greenmax Railroad Color, etc)
Inscriptions: Self-made decal (Printed by Alps MD-5500 Printer)

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2018年10月27日~28日、ホビーセンターカトー東京店において、結伝杜公開運転会を開催いたします。

前回までと同様、本ブログ掲載の外国型作例を含め、日本型・外国型加工作品などの展示・走行、DCCを用いた技術展示などを予定しています。

DCC関連では研究中の技術の実験展示のほか、DCC電子工作連合様製作の「DCC同人誌」の委託配布(無料)も行う予定です。

詳しくはこちらをご参照ください。

http://www.katomodels.com/hobbycenter/blog/tokyo/000731.php

2018年7月7日~8日、ホビーセンターカトー東京店において、結伝杜公開運転会を開催いたします。

前回までと同様、本ブログ掲載の外国型作例を含め、日本型・外国型加工作品などの展示・走行、DCCを用いた技術展示などを予定しています。

詳しくはこちらをご参照ください。

http://www.katomodels.com/hobbycenter/blog/tokyo/000731.php

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ЭД4М(ED4M)は、「エレクトリーチカ」の愛称で知られる、ロシアはじめ旧ソ連各国に導入されている通勤電車シリーズの1形式です。
エレクトリーチカには直流電化タイプ・交流電化タイプのいろいろな形式が存在し、東はウラジオストクから西はバルト三国あたりまで配属されており、世界で最も広範囲に運用されている(中古車譲渡等を除く)鉄道車両シリーズと言われています。

ЭД4Мはソ連崩壊後の1996年から実に2016年頃まで製造され続け、特にモスクワ近郊の重通勤線区で運用されるエレクトリーチカとしては主力形式です。
ЭД4(ED4)という形式のマイナーチェンジ版ですが、こちらが多数派となっています。

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モデルのプロトタイプはЭД4から前面デザインが変更され、ЭД4Мとしては初期型~中期型に該当するグループとしています。

3Dプリントによるゼロからの全面新規設計で、元となる3Dモデルの作成・出力(dmm.make利用)、組み立て・仕上げまでを行いました。

床下はグリーンマックス・エコノミーキットの床板と鉄道コレクション用動力ユニットを使用しています。
実車は22m級車体ですが、これを1/160縮尺で設計すると、日本型の20m級・1/150縮尺の台車間距離にほぼ合致するため、日本型の床板をそのまま転用することができました。

今回の作例は寸法や仕上がりなどを確認するための試作という位置付けで、今後は量産化して長編成(ЭД4Мとしては最大11両編成)や他形式など各種バリエーションを製作していきたいと考えています。

Thalys IZY (N Scale)

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* 月刊とれいん No.522 2018年6月号 掲載作品

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ようやく発売されたKATO TGV Réseauの塗り替え作例です。

特徴となる水玉模様とロゴ類は、MDプリンタによる白デカールで下地を用意(先頭車は白塗装部分なのでそのまま)し、インクジェットデカールを貼り重ねてカラー部分を再現しました。

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Base: KATO TGV Réseau
Base Painting: Acrylic colors(GSI-Creos Mr.Color, Gaianotes Color, etc)
Logo/Inscriptions: Self-made decal (using Alps MD-5500) + Inkjet-decal (using EPSON PX-G920)

連続になりますが、来たる2018年3月31日・4月1日、ホビーセンターカトー東京店において、結伝杜公開運転会を開催いたします。

前回同様、本ブログ掲載の外国型作例、日本型加工作品などの展示・走行、DCCを用いた技術展示などを予定しています。

詳しくはこちらをご参照ください。

http://www.katomodels.com/hobbycenter/blog/tokyo/000731.php

来たる2017年12月2日・3日、ホビーセンターカトー東京店において、結伝杜公開運転会を開催いたします。

本ブログ掲載の外国型作例、日本型加工作品などの展示・走行、DCCを用いた技術展示などを予定しています。

詳しくはこちらをご参照ください。

http://www.katomodels.com/hobbycenter/blog/tokyo/000731.php

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ここ数年、チェコ鉄道(České dráhy)の車両シリーズに注力しています。写真を撮ってあるものから順次紹介していきたいと思います。

IMGP4097.jpg Bbdgmee 236

3Dプリントによる屋根・床下・妻面と、真鍮エッチング板の側面の組み合わせです。

IMGP4098.jpg Bdmpee 233

3Dプリントによる屋根・床下・妻面と、真鍮エッチング板の側面の組み合わせです。

IMGP4099.jpg Bmz 235 (ex. ÖBB)

Rocoのユーロフィマ客車を使い、ドアのみ真鍮エッチング板で気密タイプに交換しました。

IMGP4101.jpg Ampz 146

Rocoのユーロフィマ客車の側面を真鍮エッチング板に交換しました。

IMGP4100.jpg Bmz 245

Rocoのユーロフィマ客車の側面を真鍮エッチング板に交換しました。

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Base: 3D Printed Material(Roof, Chassis, Bogie) + Photo-etched brass plate(side)
Painting: Self-mixed acrylic color(GSI-Creos Mr.Color, Gaianotes Color, Greenmax Railroad Color, etc)
Inscriptions: Self-made decal (Printed by Alps MD-5500 Printer)

PKP B8mnopuvz

enjk4.jpg PKP WLAB10mnouz

enjk5.jpgenjk6.jpg BC WLABmee (62 21 70-90 243-2)

現在は廃止されてしまいましたが、ポーランド首都ワルシャワからオランダ首都アムステルダムまで運転されていたEuroNight 446/447 "Jan Kiepura"には、ロシア首都モスクワおよびベラルーシ首都ミンスクからはるばるやってくるロシア国鉄(RZD)およびベラルーシ国鉄(BC)の寝台車も連結されていました。さらに、道中のドイツ国内では

  • チェコ首都プラハからの City Night Line 456/457 "Kopernikus/Phoenix"
  • デンマーク首都コペンハーゲンからの City Night Line 40447/40473 "Borealis"

という2本も併結し、三階建ての長編成となってアムステルダムまで走っていました。(2012年頃の編成) → 編成参考 : YouTube - "EN 446 Jan Kiepura"

LS Modelsから発売されている各種製品を組み合わせることで、この編成を再現しやすくなってきましたが、さらに不足しているポーランド国鉄の簡易寝台車 "B8mnopuvz" と寝台車 "WLAB10mnouz" 、およびベラルーシ国鉄の新型寝台車 "WLABmee" を製作し、晴れてフル編成を再現できるようになりました。

ベラルーシ国鉄の新型寝台車は、ポーランド国鉄の寝台車と基本設計が共通になっており、一部の窓配置や部品が異なる程度でほぼ同一形状となっています。

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Base: 3D Printed Material(Roof, Chassis, Bogie) + Photo-etched brass plate(side)
Painting: Self-mixed acrylic color(GSI-Creos Mr.Color, Gaianotes Color, Greenmax Railroad Color, etc)
Inscriptions: Self-made decal (Printed by Alps MD-5500 Printer)