October 2008 - 日記過去ログ

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October 29, 2008

MUE一段落

「試運転」および「Mue」の編成札を印刷で作成し、とりあえず一段落としました。
編成札は実物より少々オーバースケールですが、模型として見た場合に目立つようにこのくらいのサイズとしています。

実物の公式情報や詳細写真が出回り始めたら再び屋根上や床下機器の加工を行う予定です。

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October 28, 2008

車輪の黒染めに挑戦

車輌のグレードアップとして広く知られている手法の一つが黒染め車輪への交換ですが、交換後の車輪が余るなど不経済的な面もあります。
そこで以前から気になっていた「自分で黒染めを行う」という実験を試みました。
採用第一号としたのはMUE-Trainです。実物同様、模型でもいろいろな実験台になっています。

使用したのはいさみやロコワークス製「常温黒染液」です。GMカラーを一回り大きくした程度の容量で、値段は500円ちょっとです。
意外と人気商品らしく、入手には苦労する場合があります(Models IMONで購入)。

車輪をIPAなどで脱脂し(先日導入の超音波洗浄機はこういう機会でも役に立ちそうです)、乾いてから平筆で黒染め液を塗っていきました。
20秒ほどするとメッキ層がみるみる黒くなってきますので、ここでいったんティッシュ(塵の出ないキムワイプを使用)で拭き取ります。
多少黒みが弱かったり、一部まだら模様になったりしますが、ここで再び平筆で黒染め液を塗り込み、今度は全体的に充分黒染めされるまで待ちます。
再びティッシュで拭き取ったら、気になる場合は3回目を、問題なさそうなら水洗いを行います。

このようにNゲージとしては必要充分なクオリティが得られるのではないかと思います。
導電性や耐久性(表面のメッキを溶かして黒染めしているので、錆びてこないか?など)については今後の調査が必要そうです。

なお、黒染め液にそのまま車輪を浸けてしまうと、黒い成分が剥離して溶液が黒くなってしまったり、溶液の効果が薄れるなどしてうまくいかないようです(実際に1本それで溶液をダメにしています)。面倒ですが筆で塗る手法が一番確実なようです。
溶液は有害な成分と推測されますので、廃液は下水に流さず、新聞紙などに染みこませた上で燃えないゴミとして処分した方がよいでしょう。

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October 27, 2008

窓改造

209系・E217系などの現在の姿を再現するのには避けて通れない、窓改造に着手しました。

使用するのはKitcheNの209系窓改造パーツです。209系用と謳われていますがTOMIX製のみならずKATOのE217系など幅広く利用できます。
ランナーのまま洗浄し、エッチングプライマーおよび黒色で塗装しました。

パーツはガラスやアクリルなど弾性のない堅いものの上で、できるだけ新しい刃先のカッターナイフで押し切り、ランナーから分離します。ニッパーやハサミを使うとランナー上で応力が逃がせないため曲がってしまいます。
切り出したパーツは裏側にゴム系接着剤を微量塗り、窓ガラスに貼り付けます。3つの桟が一体化した形状のため、取り付けの際の位置決めは簡単です。

MUE-Trainは屋根機器も判明している範囲で簡易的ながら再現しています。取材が進んで詳細が判明したらさらに追加工作したいところです。

[投稿時刻: 6:12 PM | 個別表示 | コメント(0) ]

October 20, 2008

新系列増備?

しばらく更新できていなかったのは模型製作に没頭して…というわけにはいかず、単にいろいろ忙しかったからなのですが、そんな中でも工作は進めています。

209系 MUE-Train 1

209系 MUE-Train 2

209系 MUE-Train 3

209系ウラ2編成改造の多目的試験車「MUE-Train」です。

とりあえず現在取りかかり中なのはこれともう1件…まだいろいろ仕上げが残っています。

[投稿時刻: 2:26 AM | 個別表示 | コメント(4) ]

October 3, 2008

新兵器導入

鉄コレの登場で実施機会も増えた「IPAやシンナーによる車体塗装落とし」ですが、今回は強力な新兵器を導入しましたので紹介します(情報提供:杉並車輌工場)。

これは超音波洗浄機です。本来はメガネや調理器具などを洗浄するためのもので、秋葉原の雑貨店「あきばおー」の調理用機器コーナーで発見しました。ホームセンターなどでも販売されていると思います。

価格は3000円程度と比較的安価です。
なお、青く光っているのは電源プラグを接続しているためです。

今回は鉄コレ西武451系(一畑80系)をシンナーで色落とししてみます。写真のようにシンナーを容器に入れ、車体を浸します。
容器自体には6両程度入りますが、あまり詰め込むと洗浄能力が落ちるようです(超音波が減衰するため?)。当方では2両ずつ作業することにしました。

スイッチを入れるとすぐさま塗料が溶け出してくるのが見えます。溶け出した塗料がその場所に沈殿したままになるので、途中で何度か車体の向きを変えます。

結果、1分も経たずにこのようにきれいさっぱり塗料が落ちてしまいました。

作業が早いだけでなく、歯ブラシ洗浄と違って車体裏や凹凸部などにも一切塗料カスが残らないのも大きな特徴です。ほぼ射出成型時同様の状態が手に入ります。

種数の多い鉄コレ改造には威力を発揮しそうです。
なお、IPAの場合は事前に浸け込んで塗膜を浮かせてから新品のIPAで洗浄した方がよいでしょう。

いつもの注意事項ではありますが、超音波洗浄機は本来はシンナーなど有機溶剤を使用する想定で設計されたものではありません(保証外の使用方法)ので、使用の際は完全に自己責任で実施するようにしてください。洗浄機製造元にも本件に関する問い合わせは行わないでください。
何らかのトラブルが発生しても筆者および関係者は一切の責を負いかねます。
機械自体も長時間使用するとだんだん熱を持ってくるようですので、数十分以上のような連続使用はしないほうがよいでしょう。10分ほど使用していたらシンナーがぬるま湯程度の温度になっていました。

なお、同じようにシンナーやツールクリーナーを用いて、エアブラシの手の届かない部分の洗浄にも用いることができそうです。

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