新兵器導入

(他の記事に移動:« [07系東西線色を見る] | [新系列増備?] »

October 3, 2008 18:26:25

鉄コレの登場で実施機会も増えた「IPAやシンナーによる車体塗装落とし」ですが、今回は強力な新兵器を導入しましたので紹介します(情報提供:杉並車輌工場)。

これは超音波洗浄機です。本来はメガネや調理器具などを洗浄するためのもので、秋葉原の雑貨店「あきばおー」の調理用機器コーナーで発見しました。ホームセンターなどでも販売されていると思います。

価格は3000円程度と比較的安価です。
なお、青く光っているのは電源プラグを接続しているためです。

今回は鉄コレ西武451系(一畑80系)をシンナーで色落とししてみます。写真のようにシンナーを容器に入れ、車体を浸します。
容器自体には6両程度入りますが、あまり詰め込むと洗浄能力が落ちるようです(超音波が減衰するため?)。当方では2両ずつ作業することにしました。

スイッチを入れるとすぐさま塗料が溶け出してくるのが見えます。溶け出した塗料がその場所に沈殿したままになるので、途中で何度か車体の向きを変えます。

結果、1分も経たずにこのようにきれいさっぱり塗料が落ちてしまいました。

作業が早いだけでなく、歯ブラシ洗浄と違って車体裏や凹凸部などにも一切塗料カスが残らないのも大きな特徴です。ほぼ射出成型時同様の状態が手に入ります。

種数の多い鉄コレ改造には威力を発揮しそうです。
なお、IPAの場合は事前に浸け込んで塗膜を浮かせてから新品のIPAで洗浄した方がよいでしょう。

いつもの注意事項ではありますが、超音波洗浄機は本来はシンナーなど有機溶剤を使用する想定で設計されたものではありません(保証外の使用方法)ので、使用の際は完全に自己責任で実施するようにしてください。洗浄機製造元にも本件に関する問い合わせは行わないでください。
何らかのトラブルが発生しても筆者および関係者は一切の責を負いかねます。
機械自体も長時間使用するとだんだん熱を持ってくるようですので、数十分以上のような連続使用はしないほうがよいでしょう。10分ほど使用していたらシンナーがぬるま湯程度の温度になっていました。

なお、同じようにシンナーやツールクリーナーを用いて、エアブラシの手の届かない部分の洗浄にも用いることができそうです。

コメント

コメントの投稿



※管理者以外には非開示・必要がなければ記入は不要です



※英語・英単語の記入はSPAM誤認定を招きやすいため、できるだけ日本語のみでご記入ください