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鉄コレ・小田急1800形/秩父800系の前面貫通扉を正規化するためのパーツがKitcheNから発売されました。
使用感はこんな感じです。(Hゴム表現は裏から別パーツはめ込み)
大窓化・埋め込み方向幕化を再現したい方におすすめのパーツです。
ちなみに実物は小田急時代末期および秩父時代はほぼ2+2の4両固定編成となっており、中間連結面の貫通扉は無改造のまま(鉄コレ製品の造形)となっていたようです(例外もある模様)。
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久々の1日2回更新です。
223系5500番台は前頭部の銀色塗装が完了しました。
Mr.Colorスーパーメタリックのスーパーアイアンを使用してみましたが、KATO製品の銀色と比べると光沢が強いので、車体側といささかアンバランスになってしまった気もします。
発売されたばかりのガイアノーツ・鉄道模型カラー(ライトステンレスシルバー・ダークステンレスシルバー)を早速試しています。詳細は今月号のRM MODELS誌に掲載されているので、概要はそちらも参照してみてください(余談ながら今月号の秩父特集記事では拙作も掲載されています)。
写真左側はライトステンレスシルバー、右側がダークステンレスシルバーで、上側が光沢の「黒」、下側が艶消しの「ねずみ色1号」を下塗りした上での塗装としています。
ねずみ色1号はたまたま発掘した10年以上前の製品を使用したため、ざらざらした仕上がりになってしまっています。写真でもホコリのようなものが目立っていますが、あくまで下塗りのせいですので、ステンレス塗料自体には問題はありません。
銀塗料の宿命として写真だけではイメージが全く説明できませんので、こればかりは実際にいろいろ試されることをお勧めします。
「メタリックマスター」の使用方法ですが、塗料をだいたい3~4倍とかなり薄めに溶き、弱めのエア圧で吹き出しも絞り、ブラシを通常より遠めにして少しずつ吹き重ねるといった特殊な塗装を行います。隠蔽力・食いつきともに弱まるはずなので、あらかじめ食いつきのよい無彩色(黒・灰・白)を下塗りしておくことが必要と思います。
このような塗装はずいぶんと面倒に感じられますが、実際にやってみると研究意欲が出てきて意外と楽しめます。
この塗装方法ですと下地の状態がかなり浮き出ますので、輝きを出すためには下地が光沢になっていることが重要ですが、Nゲージなら半光沢程度に押さえた方が無難かもしれません。
色合いについても、黒の上に塗ったものは暗めに、灰色・白の上に塗ったものは明るめに出ますので、表現したい質感に合わせて明度を変えた下塗りを行い、下塗りが光沢でない場合はさらにクリアを塗り重ねておく、といった工夫も必要でしょう。
黒を下地にすると非常に重量感のある銀色が出ますが、Nゲージでやると逆に重すぎて違和感があるような気がします。
それともう1点発見した注意事項ですが、クレオスのスーパーメタリックシリーズのうち、「クロームシルバー」を「メタリックマスター」で薄めてみたところ、粒子が液中で固着して変質し、塗料が完全にダメになってしまいました。専用薄め液が付属している「メッキシルバー」も同様ではないかと思います。
塗料皿上で少量ずつ試したので塗料本体は無事でしたが、このようなケースもありますので、未知の組み合わせ(塗料がガイアノーツ以外)の場合は必ず少量で実験する必要がありそうです。
ちなみに、それ以外のスーパーメタリックシリーズ銀色(スーパーファインシルバー・スーパーアイアン・スーパーチタン・スーパーステンレス)については「メタリックマスター」を問題なく利用できています。
本来はさらにマイナー系・海外系(アルクラッド、フィニッシャーズなど)も実験するべきところですが、ステンレス車メインの当方としては値段・入手性・膜面強度などの問題から主力として採用するのは避けたいと考えているため、機会があれば‥‥という感じです。
[投稿時刻: 6:01 PM | 個別表示 | コメント(0) ]
東京総合車輌センターで更新工事中のE217系に新型スカートが取り付けられているという報告があったため、湘南新宿ライン乗車の際に動画で車窓録画を行ってみました。
動画からの切り出しのため画質はあまりよくありませんが、撮れた画がこれです。
E231系、E531系、209系500番台で交換されている一連の新型スカートに似た形状ですが、従来の形式のいずれのタイプとも異なる形状に見えます。
E217系はスカートも含めた一体的な前面デザインだったため、かなり違和感はありますが、保安向上のためということなら仕方のないことと言えるでしょう。
模型でも再現したいところなので、製作方法の検討を開始しました。
また、209系0番台など残る他の新系列車輌への波及も気になるところです。
[投稿時刻: 2:14 AM | 個別表示 | コメント(2) ]
またもやしばらく更新間隔が開いてしまいました。工作はいろいろ進めているのですが、順次発表していければと思います。
車両関係では、ひょんなことから223系5500番台を作ることにしました。というのも221系にダブルパンタ車が出現し、手持ちの余剰ボディを活用して嵯峨野線の221+223-5500併結編成を作れそうだと見込んだためです。
というわけで、以前223系2000番台各種を製作した際に余剰となっていた先頭車の車体を利用し、今回再販分で出てきたASSYパーツと組み合わせて2両分としています。221系にぶら下げて走らせるため動力も入れない予定です(今後組み込む可能性もあり)。
最大の特徴である貫通型前面にはBトレインショーティーの521系用を利用しますが、先頭車前面のパーティングライン部で切り落とすと、何か意図でもあったのかというくらいの高精度で切断面と前面パーツが適合します(多少の調整は必要)。
肩部に隙間ができるので、エポキシパテで埋めて整形します。
余談ながら、今回は製品の屋根のままパンタ1個搭載車とする予定ですが、ダブルパンタ車は配管がおおさか東線用の6000番台ダブルパンタ車と異なる(途中にヒューズ箱?が設置されている)ようです。
前面パーツは透明プラ一体成形に塗装を施したものですので、ガラスは取り外せません。このため、マスキングゾルを塗って保護することにしました。
ライトユニットも簡略化して前面パーツのままとし、同じくマスキングゾルで埋めておきます。
現在は傷取りのためのサーフェーサー吹きつけを終えた段階です。
話題は変わって、当方では以前からいろいろな銀色塗料を使用してきましたが、比較用に見本帳のようなものが欲しいと思い、手持ちの銀塗料全種類を塗ってみました。
使用した側板は、屋根や妻面を部品取りされて大量に余っていたGMの211系5000番台用です。
使用するのは国内メーカーのアクリルラッカー系(GM・クレオス・ガイアノーツ)に限定しましたが、それでも現状これだけの種類が出ているんだなと再実感しました。
薄め液についてもガイアノーツの「メタリックマスター」が出たことで、同じ「GMの銀」ですら薄め方・吹き方による質感の差が出せるようにまでなりました。
ガイアノーツからはさらに今回、鉄道模型用と銘打ったステンレス銀色塗料も発売されるとのことで、実物では画一的なステンレス/アルミ車体でも、模型の世界では制作者の味を出しやすくなってきた感があります。
普段はGM銀色の缶スプレーだけを用いている方にも、機会があれば是非エアブラシによる銀色塗装の差別化へ挑戦していただきたいと思います。
[投稿時刻: 2:35 PM | 個別表示 | コメント(1) ]