川越区の205系は、サハ204-1~4が転属改造を終えたまま組み込まれず長いこと放置されていましたが、1月中旬頃からこれらの車両に動きが出ています。
また、これに関連し、ハエ32編成・ハエ26編成にも編成変えが生じています。
当方も埼京線を毎日見る環境におりますのでチェックを続けてきましたが、本日までに報告されている全編成を目視確認できましたので、ここで簡単にまとめておきたいと思います。
■一連の動きの時系列:
- 2008年1月上旬
- ハエ32編成(元ヤテ54編成、全車小窓)にサハ204-1・2が組み込まれ、サハ205-107・108(小窓)が捻出される(ネット情報によると1月8日出場)。
ハエ32編成に6doorsステッカー貼り付け。 - 2008年1月中旬
- ハエ32編成のサハ204-1・2が抜き取られ、ハエ1編成(全車大窓)に組み込み。ハエ1編成から捻出されたサハ205-146・147(大窓)がハエ32編成に組み込まれる(ネット情報によると1月16日実施)。
ハエ32編成の6doorsは剥がされ、ハエ1編成に6doors貼り付け。
サハ205-146・147は行先表示を幕式からLED式に変更。 - 2008年2月上旬
- ハエ26編成(全車大窓、元京浜東北線所属)にサハ204-3・4が組み込まれ、サハ205-220・221が捻出される。
ハエ26編成に6doorsステッカー貼り付け。 - 2008年2月中旬
- ハエ26編成のサハ204-3・4が抜き取られ、ハエ2編成(全車大窓)に組み込み。
ハエ2編成から捻出されたサハ205-148・149がハエ26編成に組み込まれる(ネット情報によると2月12日実施)。
ハエ26編成の6doorsは剥がされ、ハエ2編成に6doors貼り付け。
サハ205-148・149の行先表示は2008年2月19日現在では幕式のまま。
これにより、ハエ1・ハエ2編成は当初の予定通りの6扉組み込み編成となり、ハエ32編成は小窓・大窓混在編成となりました。またハエ26・ハエ32の6扉車が組み込まれた姿は短期間に終わりました。
現在の保留車はサハ205-107・108(小窓)およびサハ205-220・221(大窓)となっています。本来保留車となる予定だったサハ205-146~149と合わせて今後の処遇が気になるところです。
模型でも編成を組み替えて遊ぶことができそうですが、ハエ32編成は先頭車が後期型タイプ小窓車(先頭車側面ステップが無い)なので、厳密にはKATO製品そのままでは再現できません。
このほか別項になりますが、2007年1月に発生した踏切事故により、ハエ24編成の編成替えが行われています。なお、この際にハエ24編成を救援したのはハエ26編成でした(救援中に脱線し、先頭車スカート等を破損しましたが復旧しています)。
■ハエ24編成の編成替え:
- 被災車のモハ205-386およびモハ204-388を保留化し、残ったモハ205-388+モハ204-386のユニットを組成
- 不足するユニットには京葉区ケヨ21編成のモハ205-277+モハ204-277を組み込み(側面行先表示はLED化)
- 上記編成替えを行い、運用復帰したのは2007年5月末頃
- モハ2両を抜き取られたケヨ21編成は2008年2月19日現在も運用に復帰しておらず、8両のまま半年以上東大宮操車場に留置中
※ケヨ21編成は、以前ホビーセンターカトーから発売された205系京葉線色先頭車セット(元・南武線タイプ)の編成です。
■現在の編成表:
ハエ1 | Tc89 | M237 | M'237 | M238 | M'238 | M239 | M'239 | T'1 | T'2 | Tc'89 |
ハエ2 | Tc90 | M240 | M'240 | M241 | M'241 | M242 | M'242 | T'3 | T'4 | Tc'90 |
ハエ24 | Tc143 | M277 | M'277 | M387 | M'387 | M388 | M'386 | T'41 | T'47 | Tc'142 |
ハエ32 | Tc54 | M160 | M'160 | T146 | M161 | M'161 | T147 | M162 | M'162 | Tc'54 |
ハエ26 | Tc137 | M370 | M'370 | T148 | M371 | M'371 | T149 | M372 | M'372 | Tc'137 |
保留車 | M386 | M'388 | T107 | T108 | T220 | T221 |
■ハエ26編成の写真:
2008年2月19日撮影のハエ26編成。現在は6扉車は組み込まれず、6doorsステッカーも貼られていません。
判別しづらい写真ですが、右の車両の転落防止幌の色剥げによりスカイブルーが見えている点、および帯色の若干の違いにより、元京浜東北線編成(ハエ26)への行先表示LED化未実施車(サハ205-148)の組み込みが行われていることがわかります。
サハ205-148車内は吊り革交換も実施済みです。廃車予定の京浜東北線209系では吊り革交換が見送られていることから、当面は廃車予定にはなっていない可能性もあります。
February 28, 2008 10:23 PM
ハエ1、及び2編成から突き出しとなった4扉T車の温度センサが旧タイプとなっていることが気になりますが、現にこの車両(T205-146~149)がデジタル無線の引通し線工事を定期入場の際に受けている点で、廃車対象から外れたと考えております。もったいない話ですが、後期の車両であるT205-220と221は、デジタル無線の引通し線工事等が行われる事なく廃車になる可能性が大です。
(投稿者:カヨシン | February 28, 2008 10:23 PM)
June 15, 2008 9:18 PM
現在、保留車となっている大窓のサハ205-220と221ですが、私個人的には武蔵野線のM35編成に組み込んで編成美を揃えて欲しいですどね。
それで代わりに抜き取った小窓のサハを廃車対象にするとか・・
(投稿者:宮蠅 | June 15, 2008 9:18 PM)
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