October 2006 - 日記過去ログ

先週土曜に蒲田のPiOで開催された日本鉄道模型ショウ。HOゲージメインイベントなのだが、ひょんなことから訪れることとなったので、少しだが出展しているNゲージ関連を見て回った。HOゲージブースについても、展示品がNゲージ模型を作るディティールの参考になったりする（特に実物資料が入手しづらいもの）ので意外と侮れない。

マイクロエースブースで色の付いた試作品が少し増えていたのでキャッチ。

伊豆急200系赤塗装。実物ではどんどん数を減らしており、このプロトタイプである115系300番台車は最後まで残るだろうが、丸窓車はそろそろ見納めかも。

415系800番台（側面写真のみクリックで拡大）。複雑な塗装を良く再現してきたが、肝心の車体造形におけるツメの甘さ（乗務員扉とか）がやはり気になる‥‥

鉄道コレクション用18M動力は自作車両などにも便利だが、15M動力と違って両台車駆動なので延長しにくい。
15M動力ひとつを延長したものでは長編成の牽引に不安がある。
そこで単純な帰結だが、15M動力を2つ使いダブルモーターの強力な動力を作ってみることに。

組み込み対象としては所有車両で唯一のマイクロエース旧動力（銀色車輪）搭載となっていたE751系（初回ロット：スーパーはつかりタイプ）を選定。先日青森を旅行してきて熱の入っている車両でもあった。

15M動力を単純に中央付近で切断＆接合。台車中心間距離の調整だけは組み込み車両に合うように注意して採寸。
補強を兼ねて側面に貼り付けたプラ板はエバーグリーンの0.75mm厚としている。この厚みだとE751系の車内にピッタリ収まる。

裏面にはGMキット用のキャラメルウェイトを接着して加重、さらに元動力の床下カバーから側面だけを切り出しウェイト側面に接着している。

カプラー受けは18M動力に付属していたロングタイプのものをベースに、一部削ってKATOカプラー密連形を接着したものを取り付け。

台車枠はジャンクで購入したE653系モハ（トレーラー）の台車から切り出して接着。元の動力台車枠を利用しないのは、マイクロエース旧動力はピボット軸受けではなく、台車側面裏側にピボットの窪みが無いため。
この形式に限定した話であれば、KATOのE531系用台車側面を利用する手もある。

車体側はガラスを窓下端まで切り詰めている（KATO動力やTOMIX動力に換装する場合とほとんど同じ）。
連結面間隔・車高ともに無事に他のトレーラー車両と揃えることができた。

試作ゆえの試行錯誤が加わって製作時間はかなりかかってしまった。さすがに20M・21M用の動力としてこれを量産する必要性は薄そうだが、やっていることは18M・19M用のダブルモーター動力を作るのと何ら変わりない。今後はGMキット用などとしてそれらを作っていくことになりそう。

最近の工作状況。

KitcheNのサハ111（体質改善車）のキットを入手したので、往年の網干K12編成を製作開始。
先頭車は余剰になっていたマイクロエースの初代401系先頭車を利用、前面をTOMIXやKATOの車両から移植。
乗務員扉はトレジャータウンのエッチングパーツを貼って形状正規化している。

ゆうゆう東海は塗装待ちに。

手持ちの富士急車にシングルアーム化を施工してみた。利用したのはTOMIXのLSE用。
実際にはシューのホーンが2本タイプなので他のパンタから持ってきたいところなのだが、取り付け構造に互換性のあるものが意外と見あたらない‥‥
脚の取り付け位置がシビアで、台座が少し曲がってしまった。