走行性向上@125系

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October 10, 2005 04:03:00

DCC運転などで集電性向上のため、当方では以前から機関車を除く各種動力車のトラクションタイヤ(ゴムタイヤ)付き車輪をノーマル車輪に交換する作業を施工している。
基本的に長編成を勾配付きレイアウトで1M駆動させようとしなければ走行性に問題は発生していない。

KATOの動力台車の場合はT台車用の中空軸車輪と車輪が共通設計なので、引っこ抜いて交換するだけで楽(最近は黒染め車輪交換と同時に施工している)なのだが、TOMIXの場合は車軸が抜けないため、分売を買ってきて交換することになるので少々不経済。

さて、MicroACEとGREENMAXの台車については、KATOと同様に車軸から抜いて車輪だけを交換することができるのだが、KATOと違ってT台車の車輪とは互換性が無い上、分売パーツも特に設定されていない。
そこで、一般的な車種(103系や113系など)でKATO動力やTOMIX動力などに換装して走行性能向上を図り、転用できそうな動力の無い車種(主に特急形や私鉄車など)については捻出された動力台車から車輪を取ってくることになる。

今回はGMの125系の台車に施工することとし、手順を撮影してみた。

まずは車輪を頂く台車の分解だが、GREENMAXの最新式動力(以下、新動力)と従来の黒色ダイキャスト動力(以下、旧動力)では車輪パーツには互換性があり、旧動力用の動力台車が余っていればそれを利用することができる。さらに旧世代の、ダイキャストが凸型になっているタイプの動力車については調べていないが、確か動力台車には互換性があったと思う。

旧動力の台車を上記写真のようにバラバラに分解し、車輪を取り出す。
もう他の部品に用はないので、作業はかなりラフに行っている(といっても、普通に作業すれば別にパーツが破損するといったことはない)。

続いて、交換対象となる125系の台車を分解。こちらは今後も使うのでツメを折ったりしないように慎重に。

ゴムタイヤの付いている車輪のみを車軸から引き抜き、旧動力台車から引き抜いた通常車輪に交換していく。
車輪を引っこ抜くには、写真に写っているような、先頭部分が樹脂製になっているラジオペンチを利用すると破損無く行うことができる。

なお、旧動力と新動力で互換性があるのはあくまで車輪のみ。車軸はギアの寸法が異なっているため転用は不可である。
手抜きで車輪と車軸を丸ごと交換することはできず、あくまで車輪を引き抜いて交換していく必要があるので要注意。

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