221系

製品をベースに各種編成を再現した。

実物情報

平成元年登場。117系に代わって京阪神区間の新快速に投入された。デザインは従来の国鉄イメージから脱却した全く新しいものとなり、3扉転換クロスシートと大変ハイグレードな車両であった。

制御機器については211・213系に近く、DT50系台車(WDT50・WTR235)、MT61&MT64系モーター(WMT61S・WMT64S)装備の界磁添加励磁制御。形式付番が従来の車両と異なっており、2M方式の車両が「221」、1M方式の車両が「220」となっている。すなわち、ユニットは「クモハ221+モハ221」であり、1M車には「モハ220」と「クモハ220」が存在している。1Mと2Mがあるのは編成中のMT比を1:1にするためで、現在2・4・6・8両のすべての編成においてMT比は1:1となっている。

4両編成には221型編成「クモハ221+モハ221+サハ221+クハ221」と220型編成「クモハ220+サハ220+モハ220+クハ220」の2種類が存在している。

現在は後継の223系に京阪神新快速の座を譲り、京阪神快速のほか、山陽本線・福知山線・阪和線・和歌山線・奈良線・関西本線など幅広く進出し、快速や普通のほか「大和路快速」「みやこ路快速」「丹波路快速」などの名前付き快速列車で活躍している(阪和線快速でも運用されているが「紀州路快速」には充当されていない)。

現在では台車へのヨーダンパ取り付けのほか、強化形スカートへの換装が行われている。

製作記事・模型写真

KATOの221系だが、一部小改造を施したり220タイプへ改造したりして、各種の編成を再現している。

パンタグラフについて

舟体の形状を現行の1本ホーンタイプのものとするため、KATOの787系用パンタの上側と交換した。

221系8両編成

ノーマルな8両編成。台車をヨーダンパ付きのものに変更した。これには251系のASSYパーツ(DT56・TR241)を利用している。

実際には微妙に台車形状は異なっているが、同じDT50系列なのでほとんど違和感は無いはずである。

なお実際には片側のみヨーダンパ付きなど各種の形態差があり、最新製品では再現されている。

221系6両編成・221系4両編成

旧製品の基本セットと増結セットをそのまま。台車だけヨーダンパ付きに交換、KATOカプラー密連型に交換済み。

220系4両編成

クモハ220とクハ220を改造製作する。クモハ220はクモハ221の床下にモハ220の床下をそのまま切り継げば完成(一部機器配置には注意する)。クハ220もサハ220との切り継ぎだが、こちらは床下の向きが反対のため、椅子板の床板止め部分も切り継ぐか移植する必要がある。

クモハ220完成状態。表記類も直さないと‥‥

こちらはクハ220。床下機器に注目。

220系2両編成

上記と同じ加工で作ったクモハ220とクハ220の2両編成である。

クハ220床下参考資料

クハ220を製作する際、元のクハの床下から移植する必要がある機器を示した画像である。赤丸の部分に注意。

みまさかかわい氏からご提供頂いた。

なお、厳密には実車と異なる可能性があることはご承知頂きたい。

奥付

更新履歴

製作・著作

Copyright(C) 2002-2006 橋本孔明(Koumei Hashimoto), all rights reserved.