103系一次改良車 大阪環状線

大阪環状線103系。製作当時、戸袋有と戸袋無およびリニューアルサハから構成された8連が存在していたのでこれを製作。

実物情報

Tc237 + M424 + M'580 + T384 + T371 + M425 + M'581 + Tc238

2002年9月時点での森ノ宮18番編成。

サハは体質改善車。Tc237、M424が戸袋窓を埋められているが、残りは戸袋窓が残っている。M424+M'580は戸袋埋め車と戸袋残存車の異端ユニット。

製作記事

種車と概要

運転会に間に合わせるためもあって、雰囲気重視のお手軽加工とした。

KATOの103系ATC車・非ATC車をベースに、クハ103-237とモハ103-424の戸袋を埋め、サハはMicroACEの大阪環状線体質改善車のサハ2両をそのまま利用している。

戸袋埋めと前面変更以外の改造は行っていないので、クハ103-237とモハ103-424の妻面窓廃止およびサハの妻面窓廃止は再現していない。

戸袋窓埋め

t0.5のプラ板を戸袋窓の大きさに切り出してはめ込み、瞬間接着剤を盛ってから割り箸ヤスリで削っていくオーソドックスな手法。

前面交換

クハ103はシールドビーム低運車の前面とするため、GREENMAXの103系改造パーツセットのブタ鼻パーツのヘッドライトを削り取り、TAVASAの103系用2灯シールドビームパーツを接着。手すりもパーツに交換した。

あとは車体側から元の前面を切り取り、断面を斜めに削って前面パーツがうまく取り付けられるように調整し、プラ用接着剤で前面を接着し、瞬間接着剤で補強しておく。

ヘッドライト・テールライトは元の導光材に接続しており、ライトも点灯する。

塗装

塗装はシンプルな朱色1号の単色塗装。大阪環状線特有のくたびれた感じを出すためにほんの少しだけ黄色っぽい艶消し調としてみた。

屋根はダークグレーとねずみ色1号で塗り分ける当社標準工法。

仕上げ

信号炎管と無線アンテナをKATOのパーツとする程度で、あとは普通に組み立てていけばOK。戸袋埋め車はガラスの戸袋窓を除去しておくこと。

Hゴムはすべて黒色となる。スカートはKATOの関西用。

製作経過写真

種車は例によって単品を寄せ集めたためカラフル。スカイブルー非ATC車を使ってしまったのは少々勿体なかったかもしれない。

ライト交換、手すり取付準備の済んだ前面パーツ。

戸袋埋めおよび前面交換準備の済んだ車体。

前面パーツの取付も済んで塗装準備完了。

完成状態写真

クハ103とモハ103-424。

両先頭車。まだ前面行先方向幕を貼っていない。

実物写真

2002年9月、中津氏と大阪〜九州方面へ旅行に行ったときの写真。自分で撮ったのが画質が悪いので提供して頂いた。

サムネイルをクリックすると原寸表示。

奥付

更新履歴

製作・著作

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