青い特急電車と赤い帯の通勤電車

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September 8, 2008 13:49:04

今週末は久々にいろいろ工作を進めました。

少し毛色が変わって九州特急、2008年新造車を含んだ883系ソニック(新色)です。

従来車5両については模型工房たぶれっとのデカールを利用したカタログスペックな作例としています。車体色はMr.Colorのブライトブルーマイカがデカール説明書の指定色ですが、入手できなかったためタミヤのマイカブルーを使用し、缶スプレーから塗料皿に吹き出してエアブラシ塗装としています。

缶スプレーから採取した塗料を使用する場合は固着力強化のためクリアを混ぜることがありますが、メタリックカラーの場合はクリアを混ぜると変質して(メタリック粒子が溶液中で固まってしまう)使えなくなる場合があるので、少量で実験するか混入自体を避けた方が無難です。今回は下地にサーフェーサーを吹き付けておくことで食い付きを確保しました。

なお、今回は薄め液としてガイアノーツのメタルカラー専用薄め液「メタリックマスター」を試用してみました。匂いからして普通の薄め液と異なるなどそれなりに効果がありそう?です。
試用結果ですが、粒子が普段より細かく撹拌され、良い結果が得られたような気がします。今後もメタルカラーを薄める場合に採用して様子を見ていきたいと思います。

こちらが885系ベースとなる新造中間車で、モハ885-0とサハ885-100の車体にモハ885-0とサハ885-0の床下という組み合わせです。折良く885系「白いかもめ」が再生産され、ASSYパーツが入手できたので編成を潰さず経済的に製作できました。なお、今度出る「白いソニック」は車種(窓配置)が異なるため種車に使用しにくいので要注意です。

実物はモハの片側(上記写真の裏側)の車端部大窓の寸法がモハ885-100と同じもの(=写真に写っている側と同じサイズ)になっているので、正確に作るならその部分だけ窓を削り広げるかモハ885-100から移植し、モハ885-100のガラスを付けるようにしますが、今回は編成全体から見て目立つ点ではないだろうということで省略してしまいました。ブランク明けにあまり工作量を増やすとなかなか完成しないというのもあります。

床下機器は上記のものを使うことで一部異なるもののだいたい実物通りになります。屋根上も885系そのままで良いようです。

表記類は一部に上記たぶれっと製品の余剰品を使いましたが、ドア横や車体中央部のロゴ・車番などは新デザインとなっているので、Illustrator+MDプリンタ印刷による銀デカールとして作成しました(MDプリンタ提供:中津藤隆氏)。

実物通り、編成組成時の違和感は抜群です。

こうなると統一7連編成のほうも新色化したくなってきますが、今回のデカール貼りの作業量を考えるとしばらくは手を付けたくないかもしれません…。

なお、新造中間車についての上記の実物考証はすべてネット上の写真のみを頼りに行っているため、参考にされる場合は間違いなどがないかどうか一応ご注意ください。

こちらはまだ実物が工場から出てきていませんが209系500番代(京葉線色)です。前面帯のみ塗装、残りはステッカーといういつもの手法です。行き先表示はE331系のものを参考に各停・蘇我としておきました。

E331系の前例があるためか、新色といえどそこまで違和感を感じない気がします。

今回、手元の余剰車体や余剰床下を種車として集めたため、先頭車は総武線色の車体に前面パーツのみE231系常磐色、中間車には総武線色と京浜東北線色の寄せ集めという状態になっています。このため車番はTOMIXの209系500番代の付属インレタでも使って正規化する予定です。千ケヨ表記は新書体の市販製品が無い気がしますので、普段あまり気にしていませんがどうしても直したくなったら特注インレタでしょうか。

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