683系2000番台導入。0番台とは走行系が変更となっているので、軽く比較を行ってみた。
結論としては「車体は実物の仕様変更に沿った他はほぼ共通金型」「動力装置は0番台に転用可能(シート色は違う)」といったところ。
R編成(近年増備されたサンダーバード色の2000番台3連)を作りたい場合や0番台+2000番台併結(緊急代走以外ではあまり無いが)を再現したい場合の走行性能統一は簡単にできる。
681系もこの仕様で再生産してくれないかなぁ‥‥
0番台はモハ683-1000、2000番台はモハ683-2400が動力車。
模型な外観では色以外はドア埋め込みの有無程度。
このモハにおいては車体・ガラスの設計はドア埋め込みを除いて共通の模様。
構造の他はシート色が異なる。
DCCフレンドリー対応動力以後は車高が微妙に高くなった。T車も台車構造の変更(後述)で同様に高くなっているようだ。
帯は2000番台の方が太い。R編成を作りたい場合はいったん帯を消したほうがよいと思われる。
レジェンドコレクション151系・E531系などから採用が始まったピンスナップ式台車になっている。
実は集電板や車輪のサイズも変わっているのだが、今回はローフランジではなく通常フランジサイズ。走行性能の問題(条件の悪いポイントの通過性能が少々低い)から採用を止めてしまったのだろうか。
ちなみに、ネジ止め式台車のサスペンション機構(2006年モデルではE231系列などで採用)は台車全体が上下動するのだが、こちらはスナップなので台車枠が上下動できない。そこで台車のピボット領域に余裕を設け、集電板と車輪のみがサスペンションするようになっている。
微妙な差なので解りにくいのだが、踏面幅が狭くなっており、これに伴い中心軸(黒いパイプ)の長さが違っている。従来車輪とは互換性が無いので黒染め交換などしたい場合は注意(E531系も同様;151系は持っていないので不明)。
このように最近のKATOは走行系の仕様が過渡期に差し掛かっているようで、製品ごとにいろいろな仕様の台車・車輪が存在している。
昔のように共通ストックでなんでも補修・交換できるわけではないので走行派は注意が要りそう。
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