2002年8月27日に兵庫の川崎重工を出発した東京臨海高速鉄道りんかい線用の70-000系の増備車が、28日になって首都圏に姿を現した。
撮影場所は東戸塚駅ホーム。時刻は午前10時頃である。
今回の回送は14両。新製の10連1本と、従来車の増結用ユニットが2つという内容である。増結ユニットは編成中に混ざって回送されてきた。
牽引はEF65-1001。電機ファンにはこちらの方が興味深いのかも。
1両目から順に表示。クリックで拡大。
新造編成の先頭、1号車。クハ208相当(T'c車)。各車共通の仕様変更として
といった点が挙げられる。
また側面方向幕は全車ともLEDのようだ。
新造編成の2号車。モハ208相当(M'車)。床下機器も209系のそれとほぼ同一なので性能は変更されていないようである。
ドア窓の形態変化もあって帯とマークと点検蓋とラジオアンテナ以外は209系とほとんど同一の外観になってしまった。
新造編成の3号車。モハ209相当(M車)。床下機器も209系のそれとほぼ同一。
大きな仕様変更として片パン化が挙げられる。これは4連時に離線防止のため必要だった両パンが10両編成にするなら必要無いということなのであろう。
しかし片パン化されてもラジオアンテナと思われる部品はクーラーよりパンタ側に付いており209系と異なっている(従来車と同じ位置)。
新造編成の4号車。サハ209相当(T車)。70-000系としては初のサハ車となる。
形態的にはサハ209とほとんど変わらないようだ。
従来車増結用ユニット(その1)のM'車。号車表示から2号車となることがわかる。
従来車増結用ユニット(その1)のM車。号車表示から3号車となることがわかる。
パンタグラフが付いていない。これはおそらく増結時に従来車から片方外して転用するのであろう。
従来車増結用ユニット(その2)のM'車。
従来車増結用ユニット(その2)のM車。こちらもパンタグラフが付いていない。
増結ユニットが2つ来ているが、どちらもLED車である。従来車は1本しかLED編成が居ないので、どうやら増結後は幕車とLED車の混結も見られるようだ。
再び新造編成に戻って5号車のM'車。5・6号車がモハであることから編成は4M6Tではなく6M4Tであることがわかる。
6M4T編成の中間に位置するためか、209系1000番台のように一部床下機器が省略されているようだ。
新造編成の6号車(M車)。
新造編成の7号車(T車)。
新造編成の8号車(M'車)。
新造編成の9号車(M車)。
新造編成の最後尾、10号車。クハ209相当(Tc車)。
10号車を後ろから。ブレてしまったのが残念。