2004年1月22日に東急車輌を出場した東海道線向けE231系の15連は、23日昼に試運転を行った。
品川駅にて模型的に気になる点を取材してきた。
写真はクリックで拡大。
新区分番台で、初のトイレ付きクハE231となる。
側面スピーカ準備工事、クーラーのAU726化の2点が小山区車との大きな変更点だが、今後小山に追加投入される車も同じ変更は行われるであろう。
新区分番台で、初のセミクロスシートのモハE231となる。
新区分番台で、ロングシートのモハE230だが、相方が3500番台となることから番号合わせのため1500番台となっている。従来車を含め、反対側(大阪側)のユニットがモハE231-1500+モハE230-3500となっているのと全く同様。
SIVの容量増加に伴い形式が変更され、山手線用と同タイプとなった。小山車とは外観が異なる。
新登場のダブルデッカーグリーン車。1042となっているのは、1001〜1041を従来の小山区編成(ちょうど41本在籍)に組み込むためであろう。
ホームから撮影した3枚を無理矢理合成して側面写真を作ってみた。
窓枠がゴムのようなもので固定されており、黒枠が目立つのが従来のグリーン車(サロ212、サロE217など)と外観上の大きな相違点である。また窓の大きさも少し大きくなっているように感じられた。
なお、この新型窓枠はマリンライナー5000系のグリーン車ですでに採用されている。
こちらも合成写真。
付随台車はTR246のままのようだが、サロのみヨーダンパが付いている。サロE217と同形態のようだ。
模型でこのグリーン車を制作するには、サロE217/E216をベースにするのが適当であろう。
サロE217/E216と比べて他に気づいた変更点は
これらの点と窓枠の構造変更をどこまで再現するか、が問題となりそうだが、帯色を変えただけでも充分だとは思われる。
従来車と同じ番台については続番となっている。クーラーがAU726になった点と側面スピーカ準備工事が行われている点が目立つ差異となる。
台車、パンタグラフ周辺、インバータ装置はそのままのようだ。
付属の5連は車体は従来車と大きな違いはない(目立つ差異はスピーカ・クーラーの2点のみ)。
ただし、号車表示が11号車〜15号車と表示されているのが小山の付属編成と装飾で異なる点となる(小山の付属編成は号車表示が無い)。