MicroACE 105系レビュー

GREENMAXから119系・107系に続き発表されるのではと思われていたところでMicroACEから急遽製品化発表。出来が心配されたが、珍しく(?)試作段階から良好なモールドが見られ、そのまま発売された。

今回は塗り替え前提で購入のため、購入した状態でのグレードアップ加工などはせず、分解してすぐにIPA漬けに。このため分解を行う前に撮影を行っておいた。

製品を見てみる

可部線用(というより宇部線用なのだが)はスカート付きだが幌は付属していない。福塩線用はクハに幌付き、スカートは付属しない。

福塩線色はシルバーシートと半自動案内が印刷済み、可部線用はワンマン用スピーカと案内表示が印刷済み(クモハクハ編成だけ)。増結用クモハにはそれらの設備が無い。

左側のクモハはどちらも動力車。動力車と先頭部の車高がわずかに高いのは相変わらずだった。昔の製品よりだいぶ改善されてはいるが‥‥

これは毎度のことながら軽加工で解消できる。

屋根はグレー一色。他の製品は塗り分けているので、塗り屋根を再現するために敢えて一色にしているものと思われる。

ベンチレータ成形は昔に比べると充分なレベルに達しているようだ。信号炎管は少し細く、無線アンテナは少しゴツい。

冷房化するにあたり機器設置のためクモハ車端部窓が埋められている。実物は妻面窓も埋められているのでこの部分だけはタイプということになる。

GREENMAX 119系との比較

兄弟形式である119系はGREENMAXからの製品化。こちらと並べて比較してみる。

連結面での比較。一見すると105系の車高が高く見えるが‥‥(下へ続く)

雨樋の位置を合わせてみると、そもそも車体の高さが105系のほうがわずかに短いことがわかる。窓の位置などは雨樋を基準にすると両者同じ位置にあるようだ。

屋根肩のRの付け方も両者でアレンジが異なっているようだ。

ドア窓の形状も表現が異なっている(実物は同一)が、GREENMAXは107系と119系でこれが異なっており、105系のものはむしろその107系のものによく似ている。

車幅の比較。105系のほうが広いようだ。

前面の比較。

車体の分解

クモハを分解してみた。前面ガラスと妻面ガラスだけ僅かに接着されているが、むしろライトユニットを取り外すのが少し難しいかもしれない。

車体はこのまま塗装剥がし作業へ直行。

奥付

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