富士急6000系 第一陣甲種輸送

富士急1000系の置き換え用と見られる新形式・6000系(元・JR205系ケヨ22編成)の甲種輸送が行われた。

輸送中の写真や全体的な外観などは余所でも多く掲載されているので、模型的に気になる点を重点的に取材。

画像は八王子駅撮影、サムネイルのクリックで拡大。

概要

モハ205を先頭改造することで大月方よりT'c-M'-Mcの3両編成となった。Mcはモハ205を先頭化改造したものだが、かつてJR東日本管内各線転用の際に行われたものとは異なり、廃車となったクハ205の部品を流用することで元のデザインを継承したスタイル(運転台も新品ではなく流用の模様)となっている。

その他変更点としては、行先表示のLED化・ベンチレータの全撤去・ドアスイッチの新設・スノープロー設置が行われている。

現時点では外装は手つかずとなっており、富士急入線後に装飾が行われる予定(聞いたところでは、いわゆる「水戸岡デザイン」となる模様)である。

Mc(元モハ205)

先頭化改造のほかパンタグラフの増設が行われている。パンタグラフ自体もシングルアーム式(PS33E同等品?)に交換された。

増設パンタグラフの高圧母線が屋根上引き通しされている点が仙石線向けのダブルパンタ化改造とは異なっている。

信号炎管も設置されているが、JR型無線アンテナは見当たらない。

乗務員扉も取っ手の形状などからクハ205のものが流用されたものと思われる。

M'(元モハ204)

共通改造点以外はほぼ無変更と思われる。

T'c(元クハ204)

こちらも変更点は少ないが、床下に空気圧縮機の増設(廃車からの移植?)が行われているようだ。

無線アンテナはそのまま残されており、ATCタイプではなく丸形台座付きの大型アンテナとなっているが、これは京葉線時代に交換されたものである。

奥付

更新履歴

製作・著作

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