東急電鉄7600系

作者地元・池上線の老兵。

実物情報

大井町線の7200系を池上・目蒲線に転用する際、制御先頭車クハ7500型が余剰となったため、これをVVVFインバータ制御方式で電動車化したグループ。

当初はデハ7600-デハ7650の2連3本となり、7200系と混成されていたが、その後の複雑な組み替えの結果、再び電装解除されクハ7600となった車両や、中間電動車をVVVF化した車両など複雑な組成となった。

現在は総勢9両となり、3連3本を組んで雪が谷検車区(池上・多摩川線用)に配置されている。

製作記事

概要

クロスポイントの東急7600系タイプキットから7601+7681(中間化改造車)+7661、7200系キットから7603+7673(純粋中間車)+7653の合計2本を製作したもの。

ほぼストレート組み立てとしているが、経年劣化による脱落を考慮してエッチングパーツの側面スピーカーの取り付けは省略した。

屋根上の加工

7603編成はシングルアームパンタ化されている(作例製作当時)ため、KATOの313・285系用パンタに交換。キットの屋根板にはシングルアームパンタ用の穴開け目安が付いているのでそこに穴開けし、取り付け台座の表現は省略した。現在であればGREENMAXのPT71Dがそのまま利用できる。

7601編成のパンタはPT42系より少し小型のPT44Sのため、トレジャータウンの「PT44パンタ改造パーツ」を使用した。このパーツの組み立ては結構難易度が高く(金属部品に曲がり癖が付きやすい)、少し歪んで組み上がってしまったので、組み立てには注意が必要。実物に合わせ、先頭側パンタの避雷器側のみ横棒がないタイプの下枠を使用する。

床下の加工

下回りは動力ユニットに鉄コレ18M級を使用する以外はキットのまま、床下機器もキット付属品をそのまま利用している。

塗装と仕上げ

車体の塗装は赤帯(西武レッド)→銀(スーパーステンレス)→前面歌舞伎部分の黒の順で行う。スーパーステンレスはガイアノーツのメタリックマスターでかなり薄めに溶き、重ね吹きで仕上げている。

側面帯は1.4mm幅、前面歌舞伎の縦赤帯は1mm幅となっており、Craft ROBOを使用して切り出した。

車番プレートは別売品は用いず、自作ステッカー(シルバーフィルムラベル印刷)を使用している。

作品写真

奥付

更新履歴

製作・著作

Copyright(C) 2010 橋本孔明(Koumei Hashimoto), all rights reserved.