伊豆急に続く、東急8000系列譲渡車シリーズ。
田園都市線への新5000系投入により余剰が発生した8500系は、大井町線への転属のほか長野電鉄への譲渡が開始された。
実物の外観上の改造点があまり多くないため、模型はキットのほぼストレート組み立てとなっている。
素材はもちろんGREENMAXの東急8500系キットである。
キットからの変更点はヘッドライトを銀河のシールドビームに換装し、前面連結器をTN化した程度。
長野電鉄への取材により床下機器を調査してきたため、それを元に手持ちのパーツを適宜並べ替えて再現している。
動力ユニットを中間サハへの装着としたため、それについては床下機器の再現を諦め、TOMIXの211系用動力ユニットを転用。台車のみ東急TSに貼り替えている。
前面帯は西武レッドをそのまま利用。シルバーについてはMr.Colorスーパーメタリックシリーズから「スーパーファインシルバー」を採用してみた。
輝きの強い銀色で、新車や転属直後のきれいな状態を再現するのに向いている。
前面帯中の車番インレタはGMの103系用インレタから数字を拾って転写。側面の車番、方向幕類、社紋などについてはすべて自作品を利用。
社紋はメタリックフィルムラベルに印刷して銀色ベースとしている。
「長野」行きが新鮮な8500系の新天地での活躍を期待したい。
実物は狭幅貫通路化改造が施されているが、妻面で目立たないため加工を省略している。
同時製作の3500系と自作モジュール上での離合。
2005年10月2日撮影。2005年10月信州旅行 その2にも旅行記を掲載している。
この日運用に入っていたT2編成。
T1編成は須坂の車庫で休んでいた。