アルピコ電車を新製品のデカールで製作。
1999年から2000年にかけて、上高地線の5000系置き換え用として京王井の頭線の3000系を購入、先頭化改造の上で2連を組成し投入した。
GREENMAXの京王3000キットをベースに、2007年JNMA限定品として発売されたあまぎモデリングイデア製デカール&側板パーツセットを利用して製作した。
先頭部の側板形状を先頭化改造車タイプとするため、デカールセット付属のエッチングパーツに交換する。
動力ユニットには鉄道コレクション用18M級ユニットを採用し、先頭部にはダミーカプラー代わりとしてTNカプラーを現物合わせで加工し貼り付けている。
ボディをガイアカラーピュアホワイト、屋根と床下にねずみ色1号を採用した。
デカールを水に浸けて貼り、Mr.マークセッターを薄く塗って接着強度を高める。これが乾燥してからモデラーズのデカールフィットを塗って密着させる。
なお、中途半端に乾燥した状態でデカールフィットを使用するとデカールが急速に縮んでしまい失敗する場合があるので注意が必要である。
気泡などが出た場合はデザインナイフの先端などで抜き取り、再度デカールフィットを少々塗って乾燥させる。
完全に乾燥するとドアや窓にかかった部分は非常に薄い膜状となるので、デザインナイフなどで少し切ってやることで簡単に除去することができる。切り口にも再びデカールフィットを薄く塗って密着させておく。
色入れなどを行ってから半光沢クリアーを吹いて表面保護するが、缶スプレータイプのクリア塗料を用いると乾燥が遅くなりデカールが溶け出す恐れがあるので、エアブラシで薄吹きと乾燥を繰り返して仕上げている。
またHゴムの色入れに油性マジックを使っているが、これはエアブラシでのクリアコートでも簡単に溶け出してしまうほど溶剤に弱いので、クリアコート後に作業を行った。
側面パーツを交換、スキマができた場合には瞬間接着剤を流し込んでおく。
各部位の工作が完了し、塗装の準備。
デカールを張り終え、各部の色入れも完了した状態。