2008年度の最新増備車組み込み編成を再現。
特急「ソニック」用の883系は全8本のうち3本が5両編成で製造されていたが、2008年7月からすべての編成を7連化することになり、中間車の増備が行われた。
この中間車は883系を名乗るものの、車体や装備的には885系を基本としたものとされ、ステンレス車体の883系とは外観が大きく異なるものとなっている。
885系「白いかもめ」用の中間車ASSYを2両分用い、残りの5両と共に新色(マイカブルー)化を施した。
従来車5両についてはKATOの883系5両セットを利用し、車体をバラして塗装剥がしを行った。屋根・床下などについては製品のまま変更していない。
新造中間車はモハ883-1000およびサハ883-1000で、KATOの885系「白いかもめ」のASSYパーツを利用する。屋根・床下は無変更で利用するため、従来車とともに車体のみ塗装剥がしを行った。
モハ883-1000はモハ885-0の車体にモハ885-0の床下を、サハ883-1000はサハ885-100の車体にサハ885-0の床下を組み合わせている。
実物はモハ883-1000の車端部大窓が両方とも大型となっているが、加工は見送りとした。
タミヤカラースプレーの「マイカブルー」を用い、エアブラシ塗装とするため塗料皿への採取を行った。採取した塗料の希釈にはガイアノーツの「メタリックマスター」を利用したが、なかなか好調な結果が得られている。
缶スプレーから採取した塗料は希釈することで食いつきが悪くなるので、あらかじめ車体にサーフェーサーを吹いて下地の固着力を確保している。
従来車5両の表記は模型工房たぶれっとの883系ソニック新塗色用デカールセットを利用した。
新造中間車にも上記デカールの余剰の一部を利用したが、新デザインのロゴなど新規に必要なものもあるので、自前でデザインしたのち、MDプリンタによる銀色デカールを作成した。
デカールを貼り終えた車体には表面保護のため、Mr.Colorスーパークリアー半光沢をエアブラシで吹き付けている。一度に大量に吹き付けるとデカールが溶け出す恐れがあるため、薄吹きを繰り返して仕上げるように注意する。
当方の運転環境に合わせ、DCCプラグの組み込み・動力車輪のトラクションゴム撤去(ゴム付き車輪を通常車輪へ交換)などを施している。