JRになってから作られたツリカケ電車。
1988年に登場。本四備讃線の開業に伴い茶屋町~宇野間が盲腸線として残されることになったため、区間運転用として余剰のクモニ83をベースに改造された。
クモニ83からの対照車号は005→001、026→003、027→003となっている。
種車の窓配置を活かした構造としているため、変則的な2ドア配置のロングシート車とされた。
茶屋町~宇野の区間運転のほか、宇野線を岡山まで遠征する運用もあったが、機器の老朽化が進んだため1996年には阪和線羽衣支線から転属してきたクモハ123に置き換えられる形で廃車となっている。
KitcheNのクモハ84キットをストレートに組み立てたもので、屋根上機器(グロベン・炎管・アンテナ・避雷器)には主にKATOのパーツを利用した。
TOMIXのモハ72用動力ユニットを無加工で取り付けている。
車体を西武アイボリーで塗装し、湘南電車製クモハ84デカールで帯を再現としている。
前面の青JRマークはTOMIX製、方向幕は自作ステッカーによる。
塗装とデカール貼りまで終わった状態。
近代ローカルレイアウト向けの単行電車。
90年代初頭の瀬戸大橋線として、213系マリンライナーや「ゆめじ」、111系、115系などとも競演ができそうだ。