ネコパブリッシング刊「RM MODELS」175(2010年3月)号 掲載作品
いずれも、鹿児島本線など主力線区向けの813系と異なり、地方ローカル線での輸送に特化した形式としてJR九州が開発した形式。
日立製作所のアルミ車両システム「A-Train」を採用しており、車体はアルミ地肌を生かしたヘアライン仕上げながら、JR九州の得意とする奇抜なデザイン・レタリングによって非常に賑やかな外観となっている。
林檎製作所ブランドとして発売されたKitcheNのプラキットを組み立てたもの。
前面連結器には台車マウントタイプのTNカプラーをTAVASAのカプラーアダプタを利用してネジ止めし、外観面では劣るものの、スカートをほとんど加工することなくボディマウント風のカプラー取り付けを実現している。
側面ガラスについては比較評価のため、815系はBONA FIDE製ガラスパーツを、817系にはガチョウハウスの専用ピタ窓(製造終了)を採用している。
下回りは動力ユニットに鉄コレ20M級+マイクロエースDT50側面、トレーラー車はキットの床下をそのまま利用している。
塗装は側面をフィニッシャーズファインシルバー、前面の銀色はGMの銀、赤はMr.Colorシャインレッドなどを使用しており、基本的にレタリング以外は前面も含めて塗装によって塗り分けている。
レタリング類はキット付属のデカールを根気よく貼り付け、クリアコートにて完成とした。
▲815系は主に熊本地区で活躍。車内はロングシート。
▲817系は主に筑豊・熊本・長崎・鹿児島地区で活躍し、地域によってドア横のロゴマークステッカーの色が異なる。車内は木+革を使った独特のクロスシート。作例は熊本配置車を再現している。
▲熊本地区では815系と817系の併結も見られる。
2010年2月13日、鳥栖駅で撮影。
▲2連ワンマン運用に就く815系。
▲こちらの817系は赤色をイメージカラーとした長崎本線仕様。