MicroACE製品のサハだけ小加工したもの。
札幌都市圏の車両増発や711系の置き換えとして投入された721系が新千歳空港へのアクセス列車「快速エアポート」にも投入されることになり、時速130km/h対応などの改造を受けたグループは3000番台となった。
指定席「uシート」には1両のうち半室が充当されていたが、好評のため2003年10月より全室化が行われ、久々の製造となる8次車も加わってバラエティ豊かな陣容となった。
MicroACEの「721系0番台 オール一般車編成」セットをベースに、サハ721を全室uシート車とする。このセットは現在は「F-3022/3023」編成となっている編成がプロトタイプになっている。
「半室uシート編成」は1000番台であり、現行の編成とするには8次車の製作が必要となるなど加工点が非常に多いので、0番台セットをベースに現行の3000番台編成を再現する方が楽である。
製作のメインはサハの帯変えのみとなっており、この帯は一連の205系帯変え車で製作したステッカーの技術を生かして自作したものとなっている。実物を取材してロゴマーク等もアウトライン化し、必要な部分を印刷する。
扉横の縦帯についてはビードと干渉するため、思い切って該当部分のビードを削り落としてしまっている。
あとは必要に応じて車番の変更や号車表示の変更を行うことで落成となる。
全室uシートとなったサハ。