ネコパブリッシング刊「RM MODELS」188(2011年4月)号 掲載作品
東武直通特急「日光」「きぬがわ」用の485系置き換え用として、E259系投入により余剰となった253系のうち最終製造グループである200番代を転用・改造したもの。
前面非貫通化・塗色変更のほか、下回りの機器更新、側面窓の一部増設、クロハのクハ化、サハ組み込み位置の変更なども行われている。
KATO253系をベースとしているが、まず200番代の特徴として全車とも屋根にビードが無いため、サンドベラなど平滑なヤスリを用いてビードの削り取りを行った。
前面は貫通路を埋め中央の窓を削り広げているが、列車名表示器は省略した。また全車とも号車表示器を埋めている。
下回りは台車・動力ユニットをE257系用に交換し、台車に合わせてカプラーもボディマウントタイプに交換しているが、機器更新は省略し床下機器はそのままとしている。
240~600番程度の耐水ペーパーを貼りつけた板ヤスリを用い、水研ぎで屋根上のビードを削り落とす。本形式の場合、赤色が残らなくなるのが目安。
黄にはGMカラー「黄色5号」、赤にはMr.Color #327「レッドFS11136」にガイアカラー「ピュアオレンジ」を加えて調色したものを、橙にはGMカラー「朱色1号」を白で薄めたものをそれぞれ使用した。
窓周りは黒色だが、実物の増設窓部分まで黒で塗り分け、窓の設置自体は省略した。
東武直通特急のみならず、予備編成を使って中央線方面への臨時特急などに充当されることもある。
小窓増設部分は黒色塗装のみで、開口は省略。
200番代ベースのため屋根上は全車ビード無し。