2006年度に3本追加製造された編成を再現。
総武緩行線の209系500番台を3本京浜東北線に転用するため、補充として2006年に3本のE231系の製造が行われた。
すでにE233系の製造も始まっている時期の登場であり、各所にE231系としての最新仕様のほかE233系の設計がフィードバックされた特殊な編成となっている。
KATOのE231系山手線タイプ・常磐快速線タイプ・近郊タイプ用のパーツを各種合成して製作している。
E231系の山手線タイプ・常磐快速線タイプを寄せ集めている。スピーカ準備工事は実物にも存在するため、模型での加工は乗務員扉と帯色の黄色化程度となる。乗務員扉は塗装、帯は自作ステッカーを使用した。
先頭マスクは209系500番台用のものを流用し、黄色帯のみマスキングして銀色に塗装した。前面ガラスは常磐快速線タイプのものを使用する。
実物では中間妻面貫通扉の増設や窓サイズ変更が行われているが、連結面のため省略している。気になる場合はE233系のものを移植するとよい。
先頭車の床下機器は近郊タイプ(国府津区車両)のものが比較的近いので、常磐快速線タイプではなく近郊タイプのものを使用した。製品の製造ロットによってライトユニットなどの部品が合わない場合もあるので、現物合わせで加工や切り継ぎなどを行っている。
それ以外の下回りは山手線タイプおよび常磐快速線タイプのものが利用できる。
この編成は東急車輌製であり、先頭車のアンテナ・信号炎管部分のビードの切れ込みが凸形となるため、ビードを削り取って再塗装を行った。またデジタル無線対応の第2アンテナが増設されているので、当該位置にアンテナの追設を行っている。
それ以外の屋根は209系500番台用あるいは常磐快速線タイプ用(小型のAU725系搭載タイプ)を使用。クーラーは登場時は6扉車を除いてファン形状が特殊なAU725AG5が搭載されていたが、製品には存在しないのでAU725AG3(KATOの初代近郊タイプ製品のもの)を全車に取り付けた。2015年現在では検査等により他タイプクーラーへの交換も進み、AU725AG5は散逸して他のE231系などでも見られるようになっている。
パンタグラフはE233系用のPS33Dだが、KATOでは製品化していない(E233系にもE231系用を流用)ため、TOMIX製のPS33Dに交換した。
↑パンタグラフはTOMIX製のE233系用(PS33D)に交換。