東海道線の希少種。
E217系の湘南新宿ライン運用撤退に伴い編成に余剰が発生したため、国府津車両センターの113系置き換え用に転用することとなった。
電連の追設・編成の組み替え・帯色の変更などを行い、2005年に3本45両の転属が行われた。該当はトップナンバーから3本目までの若番車となっている。
性能の違いのため15連固定の専用運用が組まれ、東京~熱海で活躍している。熱海以遠・御殿場線・伊東線・湘南新宿ラインへの入線や編成の分割併合は行われない。
3運用3本の予備無し状態が続いていたが、E217系機器更新の開始に伴い第二編成が離脱、横須賀・総武快速線への復帰を果たした。現在はその代替に投入されたE233系3000番台との3本共通運用となっている。
TOMIXのE217系横須賀線色をベース帯色を変更し、また製品登場時と異なる現在の仕様の再現も行う。
なお、模型化プロトタイプは製品プロトタイプでもある第1編成(東急車輌製・量産先行車)とした。
1号車・クハE216-2061のみ、後から車椅子対応トイレ設置車として差し替えられた別仕様の車両となるため、まずこれを再現する。
製品のクハE216とは逆側がトイレ設置位置(窓無し)となるため、トイレ無しであるクハE217-0の車体をベースに窓部分のみをくりぬいてプラ板をはめ込み、加工部分のみ銀色で再塗装を行った。
側面窓も209系500番台と同様の1本ピラーとなるため、元のピラーを削り落としてコンパウンドで仕上げた後、黒カッティングシートを貼り付けてピラーを再現している。
湘南色となるため、前面ガラスのロゴから横須賀色帯部分のみを消去し、車体帯にもKATOのE231系に色調を合わせた自作ステッカーを貼り付けている。
屋根上では、無線アンテナ・信号炎管を仕様統一のためKATO製に交換した。
側面行先表示には「快速アクティー 熱海」を製作して入れている。
製品は登場時の全車ヨーダンパ搭載を再現しており、現在のヨーダンパ撤去状態を再現するため、グリーン車を除く13両の台車を209系500番台用のTR246H・DT61D(動力台車)に交換した。
全先頭車が電気連結器装備となるため、先頭車連結器パーツをTNカプラー(0331)のものと交換した。
主な加工点は帯色の変更となる。