TOMIX製品をベースに、タイプとなっているクハを正規化。
1988年に岡山区から転属してきた編成。1990年に福知山色に塗色変更、1000番台の3両にクハ115-604を加えた4連で、モハは1991年にダブルパンタ化改造された。
クハ115-604はクハ111-380からの改造で、グロベンとなっているのが外観上の大きな特徴。
冷房装置はモハ115-1034がステンレスキセのAU75、クハ115-1108とモハ114-1095がグレーのAU75、クハ115-604がWAU102。
実物は2004年6月に福知山線から撤退、広島・下関地区で活躍している。
Tc1108+M1034+M'1095+Tc604
鉄仮面となる前、平成13年頃の姿をプロトタイプとした。
TOMIXの限定品「115系1000番台 福知山色」をベースにした。この製品はK13編成だが、クハ115-604がタイプとなっており1000番台のボディとなっている。そこで、これを抜き取り、正調のクハ115-604を製作する。
クハ115-604の種車にはマイクロエースの115系(湘南色・非冷房)のクハを使っている。
クハ115-604以外の車輌は製品のままとしている。
クハ115-604は、まずIPAで塗装を剥離してから、乗務員扉にトレジャータウンの近郊型乗務員扉を貼って水切り表現を削り取っておく。これでマイクロエース115系の外観上の問題点のひとつである乗務員扉の見栄えが大幅に向上する。
塗装を剥がし乗務員扉を加工した状態。グロベンの穴も開けてある。
モハ115のクーラーはステンレスのAU75(211系用パーツ)に交換。モハ114のパンタはPS16Pとした。
クハ115-604はベンチレータ穴を埋め、グロベン取付穴およびWAU102クーラーの位置決めを行っておく。クーラー位置の割り出しにはGMのWAU102パーツの取扱説明書を参考としている。
グロベンはKATOのASSYパーツで、ワッシャーを噛ませて(台座の表現)浮かせて取り付けている。
クハ115-604の車高下げ加工を行った程度。
クハ115-604のみ車体と屋根を塗装する。前面窓周りがブドウ色2号、車体がクリーム1号となっており、他の3両に合わせて調色している。目安としては、ブドウ色はほぼそのままだが、クリーム1号はGMカラーに白色を加えていく。
帯は電通車輌製造製のデカールを利用した。
屋根以外の塗装とデカール、インレタ転写が完了した状態。
両方の先頭から。
クハ115-604。乗務員扉ステップを黒く塗って車番を転写しないと‥‥
モハ114-1095。パンタ交換のみ行った。実物はドア脇の点検蓋が埋め込まれている。
モハ115-1034。クーラーはステンレスキセとなっている。