223系に置き換えられる直前、2002年~2005年頃の多様な形態の存在していた時期を再現。
米原~姫路を主とする東海道本線・山陽本線の快速および普通列車として用いられていた網干区の113系は、223系の大量投入により2005年頃には撤退することとなったが、末期には初期型から体質改善車までさまざまな形態の車輌が混成した複雑な編成形態となっていた。
それらの編成を再現できるよう、特徴的な形態の車輌を製作した。
本来はK12編成をプロトタイプとしていたのだが、製作途上で形態を間違って進めてしまったため、特定の車番にはこだわらない仕上げとしている。K12編成については改めて製作を行う予定である。
いずれの編成も、中間モハは主に初期型・115系1000番台・体質改善車の3形態が主流であった。
そのためそれらは既製品を使うこととし、初期型先頭車およびサハを製作している。
MicroACEの旧製品クハ401の先頭車の前頭部を切断し、TOMIXのクハ111およびKATOのクハ153の前面を切り継いだ。これによりデカ目とシールドビーム車を再現している。
接合面を仕上げてから、一段凹んだ乗務員扉にトレジャータウンの近郊型電車乗務員扉パーツをはめ込み形態を整えている。
編成に1両だけ組み込まれる体質改善車を再現するため、KitcheNのサハ111体質改善車キットをストレート組み立てした。
塗装は帯を含めてエアブラシ塗りとしている。