113系3800番台

異例の切妻先頭化改造車を含むゲテモノ編成。

実物情報

平成12年、福知山線と山陰本線に対し2両編成を作るために改造投入された。

800番台の3両編成をベースに改造されている。クモハ113-3800はモハ113-800の運転台取付車で、従来の工法より大幅なコストダウン・行程簡略化を行うために元々の構体をできるだけ利用しており、前面強化板の取付もあって旧型国電や事業用車のような特異な切妻前面となっている。

製作記事

モデルあずみの製クモハ113-3800キットの組み立てと、ウインの113系量産冷房車をベースにクモハ112-3800を製作。ウインの113系量産冷房車を初期型に改造する実験も兼ねている。実験の結果は後述。

製作手順

クモハ113を組み立て。半田付けを用いて普通に組み立てる。

キットにはドアも付属しているが、クモハ112側と仕様を統一させるため、手持ちのTOMIX113系の余剰ボディからドアパーツを移植することにする。左側が切り出した状態、右側が縁をフラットに切削加工後。

ドアパーツを取り付けた状態。

ウインのクハ111をクモハ112に加工。メインとなるのは窓枠で、写真のようにプラ角片を接着してから丸く削り出す方法を試験的に採用してみた。また窓配置が若干異なるのでプラ板にて窓サイズの変更などを行う。

クモハ112仕上げ済み状態。トイレは2000番台タイプとなるので窓を開け直す。

塗装

GREENMAXのクリーム1号とMr.Colorのレッドブラウンを利用した。青と黄色の帯はプリンタで印刷して作成。クモハ113の前面強化板は黄5号と青20号で塗り分けている。

模型写真

完成状態。

実験の成果

ウインの113系を初期型に改造するにあたって採用した窓枠のR付けだが、今回採用した手法(隅にプラ片を接着してから削り出す)は結論としてはあまり仕上がりが良くない。

GREENMAXの113系初期型の窓周りを移植するほうが確実と思われる。今後製作予定の東海道・山陽線113系や、山陽本線115系などの製作にあたってはそちらの技法を採用してみる予定である。

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更新履歴

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