111系四国色

111系としては最後の車輌。JR四国に在籍していた。

実物情報

JR四国発足時、静岡地区で余剰となっていた111系初期車を転配。リニューアル改造の上、高松〜琴平〜観音寺などや瀬戸大橋線の運用に投入した。

側窓をユニットサッシ化、車内アコモデーション改良、AU101型分散冷房装置による冷房化改造、および一部クハではシールドビーム化が行われた。

製作記事

概要

ブンカから発売された111系四国色タイプ(ウイン製品ベース)キットを組み立てた。113系量産冷房車の塗り替えであるため、

等の相違点がある。

下回りはTOMIX製に交換、屋根も実車通りの分散冷房を搭載した。

床下の加工

下回りはGREENMAX製が付属しているが、これではあまり走行性能と仕上がりが良くないので、TOMIXの113系のものに交換した方が良い。

今回は余剰となっていたTOMIX113系旧ロット(ボディマウントTN対応前の製品)の下回りを利用したが、これも中間車はそのまま、先頭車もライトユニット周りを小加工するだけで簡単に組み込むことができる。

屋根の加工

屋根は製品では集中クーラーで押し込み型ベンチレータだが、実車は分散クーラーでグローブ型ベンチレータのため、実車に習って改造する。機器の配置については付属の説明書やGREENMAXの111系キットを参照している。

クーラーパーツ自体は付属しているので、屋根板の集中クーラー取付穴を0.2mmプラ板をはめ込んで埋め、平滑に仕上げた後、グロベン取付穴を空けておく。

グロベン取り付けにあたってはワッシャーを台座として利用している。

塗装

屋根をダークグレー、屋上機器をねずみ色1号で塗装する。クハのスカートは旧製品のためねずみ色1号で再塗装したが、現行の113系の下回りを使う場合は別売パーツのグレースカートを使えば良いだろう。

模型写真

完成状態。どう見てもテールライトが大きすぎである。その後のウイン113系ではここまで気にならないので、型が改修されたのだろうか。

後継の6000系との並び。

クハ111屋根上。

モハ110屋根上。

奥付

更新履歴

参考文献

製作・著作

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