JR西日本における103系更新の究極メニュー「体質改善40N」の先行試作となった編成。
それ以後の体質改善と比べて外観では主に以下のような相違点がある。
また、他の更新車を含めて近年一部の車両でクーラーの交換が行われており、この編成にも施工されている。
Tc245+M387+M'543+M408+M'564+Tc264
GREENMAXから発売された103系体質改善車キット(スカイブルー・低運転台)を利用。
模型的に大きな相違点となる「前照灯」「モハ102床下機器」「クーラー」について加工を行った。
キット付属の原型前照灯(ブタ鼻パーツ)を接着した。
MGのSIV化を行う。SIVパーツは同じくGREENMAXのWAU102クーラーパーツに付録として入っているので高さを調整して利用、反対側(ICD?)は同じくGREENMAXの分売床下機器からそれらしいものを選択した。
信号炎管・無線アンテナにKATOのE231系用パーツを利用、パンタグラフはKATOのPS16B、避雷器も同じくKATOから新型電車・電機用のものを採用した。
これらパーツ交換に際しては元の穴を開け直す・サイズを変更するなどの微調整が必要となる。
車輪を黒染めのものに交換するが、ライト用の集電板を取り付けたい場合はTOMIXの旧集電・黒染め車輪(品番0652)が利用できる。中間車はKATOの片側絶縁黒染め車輪を利用した。
動力ユニットはそのままでの黒染め化は難しいが、走行性能向上の目的もありKATOの新103系用動力ユニットに(黒染め車輪化を行って)交換した。窓ガラスが干渉するので、ドア窓・側面窓の下端を目安に切り詰めている。
表記類はキット付属のインレタやステッカーだが、「クハ102-264」の車番が誤って「クハ102-246」と収録されているので転写の際には要注意。
なお、大阪環状線タイプ製品の付属インレタにも同車番は(誤り無く)収録されているが、国鉄書体なので転用は不可能。
▲2006年JAMでは京阪神緩行・宝塚線混成編成および和田岬線編成と共に展示。
▲2008年3月27日、天王寺駅で撮影。