営団地下鉄6000系(後期型)

実物情報

1968年に試作型が登場。アルミボディ、チョッパ制御と斬新な車両として当初から注目を集めた。しかし当初の千代田線には5000系が投入され、主力となるにはしばらくの時間を必要とした。

現在でも千代田線の主力として活躍しており、試作車は北綾瀬支線で3連となり使用されている。

近年、初期型を中心にCR(Car Renewal)工事が施工され、アコモデーションの改良や制御機器の更新(チョッパ制御化やVVVF制御化)が行われた。

千代田線を中心に、常磐緩行線の取手、小田急線の唐木田まで乗り入れて活躍している。

製作記事

GREENMAXの6000系キットをストレートに組み立てている。模型としては、電気機器類にいくつかの試作要素を盛り込んでみた。

DCCデコーダの分散搭載

キングスホビーの台車集電板とKATOカスタムショップのケーブル付きコネクタを利用し、GREENMAX動力ユニットの分散デコーダ搭載工事を施工した。これは動力ユニットから線路電源とモーター電源の配線を取り出して隣車に引き通し、隣車にデコーダを搭載、および隣車でも集電を行うことで、集電性能の向上とデコーダ取付スペースの確保を行うものである。

デコーダはK-SDDI規格に基づいて着脱式としている。ダミープラグ装着によるアナログ運転時でも、隣車の集電軸からモータへの給電の引き通しは生きているので、集電性能については変化しない。

割と硬いケーブルを引き通すため、カーブの通過状況が気になるところであるが、結伝杜運転会においてはそれほど問題は生じていなかったようである。

実験終了後、現在はTOMIXの動力ユニットを利用してノーマルな動力性能となっている。

ヘッドライト点灯化

写真では赤っぽく写ってしまったが、実際には鮮やかな黄色となっている。もっとも、黄色でも実物とはイメージが違うのだが‥‥

試しに購入したキングスホビーのチップLEDライトユニットの使い道が無かったため、試験的に本編成に搭載してみた。先頭車にキングスホビーの台車集電板を取り付け、ライトユニットに給電するシンプルな方式で、こちらはいまのところDCCファンクション機能を搭載していない。

台車集電板の最大の難点は、走行時の転がり性能が大幅にダウンすることであろう。フル編成に組み込んだ日には、全く走ってくれない状況になりそうである。

模型写真

完成状態。Models IMON大井町店のレイアウトにて。

行き先表示をキット付属ステッカーで準急本厚木行きとしたが、色味などがイマイチである。東京メトロ化と共に多摩急行唐木田行きにでもしてやりたいところだが、前面ガラスを接着してしまったので難航しそう。

参考文献

奥付

更新履歴

製作・著作

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