223系6000番台(宮原区MA編成)

RM MODELS

ネコパブリッシング刊「RM MODELS」153(2008年5月)号 掲載作品

実物情報

2008年3月改正で開業した「おおさか東線」およびJR東西線を経由し、奈良から尼崎まで設定された「直通快速」に使用するために製造されたグループ。2000番台の1グループではあるが、221系同等性能に固定されているため車番を+4000し、「6000番台」を名乗っている。配置は宮原総合運転所。

続く2008年6月改正では福知山線の「丹波路快速」での使用が開始され、現在は丹波路快速のほとんどが本形式での運転となっている。

剛体架線のJR東西線や霜取りの必要な福知山線北部に対応するため、223系としては初めて第2パンタを設置(準備工事のみは全パンタ車に施工済み)しているのが本グループ最大の特徴である。

製作記事

概要

KATOの223系2000番台(2次車)をベースに、パンタグラフの増設や6000番台の証であるオレンジ帯の貼り付けなどを行う。

また実物が223系2000番台後期型をベースとしているため、側面窓周りの加工も必要となる。

車体の加工

後期型車体の加工については簡易再現としており、茶色帯の上下幅を窓開口部と同等寸法に狭める再塗装のみを行っている。厳密にはさらに窓の改造(窓枠の追加、内折れ窓の一段下降窓化)が必要となる。

屋根の加工

第2パンタ本設のため、準備工事となっている配管を真鍮線や燐青銅線を用いて追加した。パンタ台座もプラ板で簡易再現している。

塗装

茶色帯を側面窓開口部と同じ幅にマスキングし、車体の銀色部もマスキングした上で、Mr.Colorの「スーパーステンレス」で塗装した。

仕上げ

行先表示は「直通快速 尼崎」とし、自作ステッカーを貼り付けた。

車番およびオレンジ帯については、ジオマトリックスから発売された223系用インレタに含まれている物を利用している。

作品写真


▲この写真撮影時、オレンジ帯はジオマトリックス製インレタ発売前のため、オレンジ色のカッティングシートを切り出して貼り付けていた。

実物写真


▲日中は「丹波路快速」運用に入るMA編成。(2009年3月26日、大阪駅)

奥付

更新履歴

製作・著作

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